・ナスの2本仕立てと剪定の方法

 自然農の専業農家である京都府の細谷さんが実践されている、ナスの2本仕立てと剪定の方法をご紹介いたします。ナスは後半に実りが悪くなったり、小さいまま硬くなってしまったりすることがありますが、この方法では軟らかく綺麗な実が長期間に渡って成り続けるとのことです。

 ナスを剪定するかどうか、支柱はどうするか等、地域や田畑の状況によっても様々な応じ方があると思いますので、ひとつの実践例として参考にしてください。

 1.1番花のすぐ下の脇芽を生かし、それより下の脇芽は摘み取ります。主枝と、側枝(生かした脇芽)との2本仕立てとし、それぞれ支柱で支えます。

2.主枝と側枝に直接成る実は、実だけを収穫します。

3.主枝と側枝から伸びた脇芽は、剪定します。ナスの実(A)1つに対して下3枚と、上2枚の合計5枚の葉は残し、それより上の部分は早めに切り落とします。(ナスの実を1つ育てるためには葉が最低4枚必要と言われているため、4枚の葉を残して剪定するのが一般的だそうですが、細谷さんは多めに5枚の葉を残しているそうです)。脇芽の1番下の葉から出た脇芽は生かし、それ以外の脇芽は早めに摘み取ります。

 ※ナスの実と葉の関係には法則性があり、1本の脇目に対して下から葉3枚、実1つ、葉2枚、実1つ、葉2枚、実1つ…という具合につくそうです。

4.ナス(A)を収穫すると同時に、一番下の脇芽1つを残して剪定します。

 このようにして、ひとつの脇芽からひとつのナスを収穫しては剪定し、いずれの脇芽でも同じことを繰り返していきます。

 主枝と側枝の2本は上へ上へと伸び、細谷さんの畑では、長身である細谷さんの背丈位まで伸びるそうです。そして次々に若い脇芽を伸ばすので、軟らかい実を長期に渡ってたくさん収穫し続けることができるようです。「肥料をたくさん入れての慣行農では3本仕立てや4本仕立ても行われているが、自然農では2本仕立てぐらいが丁度良いと感じている」とのことです。

(2018/1/16 京都府 細谷 泰高さんの経験談を、三重県 Mさんが聞き書きして投稿)

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