・稲の3株に1穂くらいが茎が折れ白く枯れる

問題:自然農1年目の田んぼで3年ほど放棄されていた田んぼを開墾してお米づくりを始めました。

その前は数年間、牛の飼料を作られていたそうです。(牛の飼料の前は慣行農法でお米を)

田んぼは南向きの棚田で、水は沢から引いてきています。まわりは不耕作放棄地で慣行栽培の田んぼはありません。

水が少し抜けやすく、私が1週間に2〜3日ほどしか通えない為、水を掛け流しで入れています。

開墾する時に草の量が少なく感じたので、上の田んぼの刈り草を土が隠れる程度に入れました。

 

苗床では前半順調に育ったのですが、後半に田植えを始めて水を入れるようになると、ガスが溜まったのか苗床で分蘖した葉が枯れ始めました。

 

急いで水を抜きガス抜きをしたら、少し良くなったと思いますが、根が赤くなっていたので、その苗は二本植えにしました。

 

6.5畝ほどの田んぼに7種類のお米を栽培しています。

 

田植えの時は水を間断灌水で管理しました。

 

草刈りは1回目は一列置き、2回目は全面刈りしました。

15〜25ほど分蘖し、一年目にしては順調に育っていると思ったのですが、8月後半から受粉した穂が白く枯れ始めました。今のところ前半に植えた稲たちが被害にあっています。そこは陽当たりもあまり良くなく、他に比べると成長はいまいちです。

また、田んぼの水が少し抜けやすく、1週間に2〜3日しか通えない為、間断灌水ではなく沢水を掛け流しでいれていますので、穂が出てからも田んぼにガスが溜まっているようです。

 

被害は3株に1穂くらいの割合で、穂の下の茎や根元付近の茎を食い荒らされて穂が白く枯れています。

 

先輩からはメイチュウの可能性があると教えて頂きましたが、同じような被害を経験された方はおられますか?

また対処法がありましたら宜しくお願い致します。

(2020/9/8 鹿児島県 Kさん投稿)

経験談1:長期間の耕作放棄地の山間地棚田でスタートした赤目自然農塾の1年目に、相似た被害が出ました。放棄地で、草々、小動物が栄える自然地だったところの1年目の稲作りで、前年までの虫が残っていて、稲株から食い荒らしたのでは。

 あるいは、ニカメイチュウ(二化螟虫)、サンカメイチュウ(三化螟虫)であったか分かりませんが、来年は、その被害は無くなるのではないかと思えます。自然農で適期に的確に作業をしておられると、水田の環境が変わりますので、メイチュウ、あるいは活動盛んだった虫が居なくなると思います。赤目自然農塾の2年目は、その被害は無くなりました。

(2021/6/4 奈良県 川口由一さん投稿)

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