経験談:去年の冬場、野ウサギに果樹の樹皮が食べられました。樹皮は木の生命線といえるもので、広い範囲で食べられてしまうと致命傷となりかねません。とりわけ植えてから1年、2年の若木の段階での被害は回避したいところです。私の畑では、いくつかの桃やスモモの木(植えてから1~2年目の木)の樹皮が広く食べられてしまいました。
写真のように広く深く樹皮が食べられてしまうと、再生は厳しいように思います。今回、食害を受けた木はあきらめ、新たな果樹苗に植え替えることにしました。
ウサギが木の樹皮を食べるということは想像もしていなかったので、事前の対策は何もしていませんでした。私が住む北国では、冬場は雪に覆われ、エサも減るので、ウサギは樹皮もエサとしているようです。また、雪がかなり積もると、その雪の高さを利用して上手く樹皮を食べているようです。
今回の食害を受け、対策として木の周囲にネットを張りました。今のところ、ウサギが樹皮を食べに来たのは冬場だけでしたが、春先ごろまで注意したほうがよいかもしれません。
普段からウサギが出没する地域や畑で果樹栽培を始めるときは、冬場のウサギ対策を事前にしておいたほうがよいと思います。ウサギの姿が見えなくても、周囲にウサギの糞や足跡がある場合も注意したほうがよいでしょう。植えて間もない木や、長い年月をかけて育った木が、樹皮を食べられてダメになってしまうのは悲しいです。冬場に雪に覆われやすい地域では特に注意したほうがよいと思います。
(2019/5/17 青森県 花心さん投稿)
経験談2:野ウサギの食害は和歌山県のような暖地でも普通に頻繁にあるので、幼木の間は、青森県 花心さんが投稿されているようなネットを張るなどの対策が年中必要です。
落葉果樹、柑橘類の区別なく、樹皮をかじるだけでなく、新枝も齧り落とすことがあり、かじられると生育不良の原因ともなる感じです。
木が少し大きくなると、シカの食害ほど気になることはありませんが、最低でも植え付け後2年間は防御する必要を感じています。
(2019/6/23 和歌山県 勇惣 浩生さん投稿)
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