小麦の移植栽培をして気が付いたことがありますので報告いたします。
畑は25年経過で肥沃な畑です。温暖で日当たり良、重粘土質、湿り度は中程度。
小麦を移植栽培するとばら播きした時より茎は太く、穂も大きなものが出ると感じています。
今年はばら撒きよりも間隔を広げた直播(点播き)で試してみました。結果は移植栽培と似たような生育でした。
直まきでばら播きをするとどうしても密に播いてしまい、小さい穂がたくさん出てきます。
稲刈りのように地際で刈って脱穀機にかける場合は問題ないのですが小規模で穂刈りをするときは小さな穂をたくさん刈らなければならないので時間がかかります。
穂刈りをする場合は穂が大きいとハサミで切る回数が少なくなり、作業が楽です。
10月14日 苗床に種おろし
11月11日と15日に1~3本に分けつした苗を 30㎝X30㎝で定植
5月24日穂刈り開始 6月5日穂刈り終了
比較のためにばら撒きよりもかなり粗い、15㎝間隔の点播きも試しました。1か所に2粒播きで発芽率は概ね90%ほどです。
11月5日 種おろし
生育は移植の苗とよく似た生育で、同じ5月24日から穂刈りをしました。穂は大きくて茎は太くてしっかりしているので小麦ストローができました。
小麦の品種はパン用強力小麦「ゆめあかり」です。播き性は農林61号と同じⅡです。
(2020/6/5 愛知県 Nさん投稿)
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