田んぼの「クモヘリカメムシ」対策に関する記事
2015年
12月
28日
月
・クモヘリカメムシによる被害
問題:クモヘリカメムシが3年連続で大発生し、お米が2年間(2010~2011年)全滅。3年目(2012年)も、晩生種の緑米以外は、ほとんど実りませんでした。クモヘリカメムシは、出穂から結実までの間、稲穂についてお米の汁を吸います。
田んぼの面積は3.5畝。場所は三重県の山間地で、標高約160メートルの川沿いの土地。私たちが田んぼを切り開く前は15年以上耕作放棄されていたところで、当初はチガヤ・ススキ・セイタカアワダチソウ等が繁茂していました。年間最高気温は33度、最低気温は-4度くらい。田んぼの耕作土は20センチ程度と浅く、土質は砂っぽく石が多く、水は溜まりにくいです。水は沢からホースで引いており、水温は低め、水は綺麗です。周囲には、笹薮、雑木林、杉林等もあります。