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≪2014年の投稿記事≫

・ダイコンサルハムシの食害について

  ダイコンサルハムシの食害について、ここ5年ほど成果が出ている?と思われることについて投稿いたします。

 

 私は葉ネギ(九条)を育てていたところに次作の大根を播種するようにしています。8月下旬にネギの株を掘り起し、株分けして別の畝に植え替えますが、この跡地に大根を播種しています。この方法を試みて5年ほど経過しましたが、今のところ深刻な食害は一度も発生していません。今年は比較のためにこれに該当する畝の隣の畝(前作がネギでない)にも同品種の大根を播種しましたが、こちらの畝はかなりの食害を受けました。

 

 ただここからは私見ですが、この問題は畑の深部の通気性が悪いときに起こるような気がしています。ハクサイにおいて同様な問題があった時に、畝の脇の溝を深く切りなおしたところ、劇的な効果があったことがありました。私の畑は粘土質でもともと通気性が悪い畑です。ですから前述のネギの後作の効果についても、ネギの株を掘り起こしたことによる一時的な通気性の改善が効果をもたらした可能性はあると思います。

(2014/12/19 静岡県Tさん投稿)

 

 →この体験談は、「ダイコンサルハムシによるアブラナ科の被害」の”解決6“として掲載いたしました。(2014/12/20)

・玉ねぎが十全な大きさに育たない

 玉ねぎの葉の姿は細いので、そこにどれだけ太陽の光があたり、光合成をすることができるかがポイントと感じている。

 具体的には、春になって草が出てきたときにしっかり草刈りをして、玉ねぎが埋もれないように、陽があたるようにしてあげること。

 また、株元に陽があたるように、被覆する草は株を中心に直径10cmくらいはよける。

 ただし、冬の間水分を保ちたいので、被覆する草は厚めに。

 補いは米ぬかを定植前か活着後すぐと、寒の内に。

 

 収穫間際の頃、一雨ごとにグンと大きくなる。

 葉が倒伏してもまだ太るけれど、最終的な大きさは冬の間に決まる。

(2014/12/8 奈良県Kさんが、兵庫県Nさんの体験を文章にして投稿)

 

 →この体験談は、「玉ねぎが十全な大きさに育たない」の”解決1“として掲載いたしました。(2014/12/20)

・田んぼの水持ちが悪い

 以前、排水口を設けていないにもかかわらず畝のツラまで水が溜まらないと投稿した、滋賀県のNです。

 私の田んぼは細長い三日月型の形をしていて、田んぼの面積を少しでも稼ぐためという理由と、借りた時の畝と溝をそのまま利用したという理由で、畦道、特に下の段の田んぼに接する方を狭くしてしまいました。幅にして50~80センチくらいしかありませんでした。

 今年3月の全国集会(第22回 妙なる畑の会 全国実践者の集い「田畑における具体的問題と解決」の学び)で出た話から畦道を広くする必要性を感じたので、4月から畦を広くする作業を始めました。田んぼ側の土を削ったくらいでは、土が全然足りないので、今年地主さんのご厚意で確保できた土を一輪車で何回も運び上げました。運ぶのも、その土を練るのも、それを崩れないように盛っていくのもかなり大変でしたが、畦道の幅を20~30センチくらい広げたお蔭で、去年まではどうあがいても畝のツラまで水が溜まらなかったのが、今年は条件がそろえばツラの上1センチ~2センチくらい水がのるようになりました。平均して4~5センチ水位が上がったと思います。

  これが一時的なものなのか、継続的なものなのかはわからないので、来年以降も見守っていく必要がありますが、1つの成果だと思いますので、報告させていただきます。

(2014/10/18 滋賀県 Nさん投稿)

 

 →この体験談は、「田んぼの水持ちが悪い、水が冷たい」の”解決4“として掲載いたしました。(2014/10/21)

・猪(イノシシ)対策

 約8畝の田。田植え後猪が出没、折角成長した苗が度々 ひっくり返された。

 荒らされた土を戻し苗も植え戻しを行い動物よけネットを張り巡らしたが、それでもネットを飛び越されて荒らされ、心が折れそうになった。

 「古い犬小屋の破片を田の回りに撒く」「人間の髪の毛をつるす」のアドバイスを近所の中学生からもらい実施。

 犬の寝床のわらを頂き、臭い拡散用の穴を開けたスーパーのビニール袋に入れ、髪の毛は自分や家内の物を水切りネットに入れ地面に近い高さに3メートル間隔でつるした。被害はピタット止まり2ヶ月になる。近辺には出没しているようであり、生命を絶たれたわけではなさそうである。ネットは外しても良さそうであるが、昨年ウサギ被害もあったのでしばらくネットはそのままにしている。

 猪には犬の臭いが効果が大きいのだろうと思っている。

(2014/9/15 鹿児島県Tさん投稿)

・田の草との付合い方

 神奈川県秦野市内で五年目の田んぼで自然農まなびの会をやっています。

 水容れるのを、初めはたうえ前から刈り採り前まででしたが、岡の草も水草もすこぶる多く強く茂って草抑えが行き届かず、反当りにすると玄米二俵弱しか採れませんでした。どうするか考えて、たまたま年中水取れる田んぼなので、冬も水容れて、そうするとほとんど水草ばかりになるので、それを春から初夏にかけて根っこごと引き抜いてたうえしています。そうすると、たうえが楽で一人でも一畝に二時間でできるし、反当り四俵弱採れるようになりました。また、芹やクレソンという食える水草は、田んぼの端の日当り悪いところに集めて、そこで生やして野菜として採っています。

(2014/7/28 神奈川県 Nさん投稿)

・畑の草との関係

 神奈川県秦野市の休耕中の畑を借りて野菜の自給を始めて六年目です。

 畑は二つあって、一つは元は棚田で畝立てて培ってほぼ問題なくものが生るのですが、もひとつがきちんと草刈りしていてチガヤと芝の地面になり向日葵がピンポン玉ほどの花の大きさライムギが膝の高さにしかなりませんでした…傾いた土地なので畝は立てず。作物が根を張れないのが原因だと思い、スコップで作付ける所を帯状に掘り返したらそこそこ育つようになりました。こういう場合は、人工の地面になっているのだから、自然に戻すために思い切ってトラクター入れて耕してチガヤと芝を減らすべきかと思います。

(2014/7/28 神奈川県 Nさん投稿)

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