自然農・いのちのことわり サイト内検索

 


≪2021年の投稿記事≫

・コンニャク芋の栽培、および冬期間の保管方法

私の家の地下は冬の間5℃~8℃位です。まだ始めてから3年ですが地下に保管し始めてから冬期間の腐れはないですね。そこで今年はまわりのコンクリートに保温材を張り換気扇を回そうと考えています。

(2021/10/21 新潟県 ヤマザクラさん投稿)

 →この投稿は「蒟蒻(こんにゃく)芋の保存」へ掲載しました。(2021/11/6)

・稲の苗作りにセルトレイを用いる

 

秦野の田んぼを鹿猪に追い出されて 2016年からは寺家ふるさと村の谷戸田で 稲の米作りをやっているが、そこの土が重い粘土質で 苗作りでひどく苦労しており、ことしは 思い切ってセルトレイ128穴を用いてみて すこぶるうまく行きました。

セルトレイへ播種
セルトレイへ播種

比べてみると次のような具合です、皆さんもお試しあれ。

 

(常の苗床でのやり方だと)

  • 種もみを播いて それに土をかけづらく 土に押し込んでいた、
  • その際 籾と籾との間合い離すことに手間取った、
  • ほかの草がよく生えて 草抑えに手間取ったし イヌビエを植えることもあった、
  • 苗採りにひどく手間取った、

 

(セルトレイだと)

  • 田んぼ脇の水路の腐葉土(泥)を使えて育ちが良い
  • ひと穴ひと粒なので間合いうまくとれる、
  • ほかの草が生えることほとんどない、
  • 苗を抜くだけなので根っこを傷めない、
  • 苗採りの手間が大きく省かれてすこぶる楽、
  • 稲苗の根っこに土がまとわりついた形で植えて安定する、
田植え時、苗は土ごと簡単に抜ける
田植え時、苗は土ごと簡単に抜ける
棒より左は田植え後8週目、右は10週目
棒より左は田植え後8週目、右は10週目

(2021/8/20 神奈川県 横浜市・二宮さん投稿)

 →この投稿は「稲の苗作りにセルトレイを用いる」へ掲載しました。(2021/8/21)

・カメムシ捕獲、対策について

ピーマン、ししとう、茄子などの夏野菜にはカメムシが大量につく事があります。

畝幅、株間が狭く、蒸れていると付きやすい様に感じますが、既に育てている場合には、殺生はしたくないのですが対策が必要な事も多いです。

バケツに10cm程水を入れ、油を垂らしてそこに落とす様にしていたのですが、PBを使った捕獲を見つけました。この中に油を垂らして捕獲するとベトベトになっても捨てれば良く、良いのではと思いお伝えさせて頂きます。

(2021/8/18 兵庫県 ゆいゆいさん投稿)

 →この投稿は「ピーマンやトウガラシの、ホオズキカメムシによる被害」へ"解決策5"として、掲載しました。(2021/8/20)

・自然農に切り替えて43年目に思うこと

 自然農に切り替えて43年目に入りました。専業農家の長男に生まれた僕は、現行の化学農業、機械化農業である、非自然、反自然の農業を23年間行っていました。そのあり方の誤りに気付いて不耕起、無肥料、無農薬、手作業の、自然に即した栽培方法に変え、その上で夫々の作物のいのちと性質に応じ、田畑の変化、気候、季節の変化に従ってゆく農のあり方に、すっかり切り替えて今日に至っています。このことは地球上どこにおいても、いつの時代にも通じる普遍のことであり、大切な基本となることです。

 切り替えての約3年間、稲作は失敗で収量ゼロ、野菜は10年間試行錯誤で収入ゼロでした。作物が育たないのは僕の応じ方が的確でないゆえ、未熟ゆえであって必ず育つはずだとの思いで取り組み続けて、今日に至っています。その過去を思い起こしながら、自然農のこと等々をお話しいたします。

 自らの未熟ゆえの失敗と判断から、自分を省みると同時に、作業のあり方をも省みることによって少しずつ育てられるように、そして育ってくれるようになっての今日です。が、今なお育たない失敗はついてきます。田畑においての作業と、智恵と能力を常に十分に働かせての適期に的確な作業は、僕の人間性の成長にかかっています。生きている間は成長していないといけない。成長の日々であることによって、今が喜びであり、幸せであり、平安であると同時に、自然に即した持続を可能にしてくれる食糧の確保、農の正しいあり方、実践と実現につながっていくものでありますので、いのちあるものとしての生き方、その成長が重要になります。

 そうした思いから、多くの皆様の経験を出しあい、問題や考えや答えを共有しあい、育ちあっていきたく思います。「自然農・いのちのことわり~田畑における具体的問題と解決~」を、インターネットを通して発信、受信、伝達等々の作業を続けて下さっている佐藤太平さん、美佳子さん、よろしくお願いいたします。皆様もよろしくお願いいたします。

 人生、常に学びでもあります。諸々の問題も、答えとなるものも共有しつつ、自然農の本質も、具体的な作業においても、そして生き方においても確認してゆきたく思います。また、求め来る人達にも、迷いの中にいる人達にも、本来の農のあり方を知らずに気付いていない人達にも、正しく伝えることのできる人に是非に育ちゆきたく思います。広大な宇宙の中の地球という部分で幸福に生きて全うしたいのは、すべての人が願い続けてきたことであり、今後においても誰しもが願い続けることです。

 日本の気候風土では、お米が中心で、麦、小麦、そして諸々の穀類、そこに季節の野菜、果物が食の基本であります。そこに自然の中で生きている野山の動物達、海川の魚達が加わります。反自然な飼育の動物や養殖の魚は避けた方が良いのが、やはり基本です。衣食住すべてにおいて同じであって、農林漁いずれもしかりです。この基本が、食の安全性、食すものに宿されているいのちの豊かさ、味の美味しさ、心身の健康と魂からの平和を食を通して約束してくれます。また自然農は真の経済性においても、労働時間の正しい使い方においても、大切なこの地球環境を損ねない点においても、有限の資源を無駄遣いしない点においても、水や空気や大地を汚染せずに大切にするあり方においても、正しい真の答えを出してくれるあり方です。このことは、自然に応じ夫々のいのちに応じてゆく自然農を42年間続けてきて、その恵みをいただくなかで深く強く感じています。

 「持続可能な農」の本当の心からの理解と実現には、深い理由があり、深い意味があります。それは人類が生きることのできている舞台である地球生命圏、あるいは地球という星の自然本来の営みと人類の存在に深く強く関わってくることゆえにです。「持続可能な農」という思想哲学が大切なのではなくて、この思想哲学が説き示す真の実践実現が是非に大切なのであって、単に思想哲学に終わってはなりません。

(2021/7/2 奈良県 川口由一さん投稿)

 →この投稿は「自然農に切り替えて43年目に思うこと」へ掲載しました。(2021/7/29)

・田んぼの苗床づくりの試み

お米作りの苗床について今回、新たな試みが案外よい結果でしたので報告します。

愛知県の温暖地で、17年目の田んぼです。重粘土質で、日当たりは良いです。

 

田んぼの苗床つくりで表面をクワではぎとるのは慣れないとなかなかうまくできないので、表面をはぎとらないで簡単にできる方法はないかと考えていました。

 

去年の11月3日に稲刈りの稲縛り用のワラが余ったので、苗床予定地にワラを2段に敷き詰めました。(1段でよいかもしれません)

今年の4月3日にワラを取り除くと少し草が生えていましたので取り除き、種おろしをしました。

その時に気が付いたのですが、播いてもいない数粒の籾から5㎜ほどの白い根のようなものが見えていました。

たまたま、わら束に残っていた籾か、稲刈りの時にこぼれ落ちた籾が冬を越し、春の季節を感じて発芽の準備をしたものとみられます。(このことから種おろしは4月でなくても3月、2月などのほうがよいかもしれません)

わら束を取り除いた後に籾を置いていき、その上に覆土をします。私の田んぼは重粘土質のため、サラサラの土を得るのに手間がかかりますので10年ほど前からクン炭を厚めに被せることで代用しています。

覆土の代わりに今回もクン炭を厚めに約1~2㎝厚で使用しました。クン炭が風で飛ばされないよう軽く草を被せます。

最後に防鳥用の網をかけて作業は終了です。

その後の発芽については従来と似たような状況です。

草についてはあまり生えなくて、6月10日の田植えまでに2回草取りをしましたが、従来より少ない感じです。

苗については従来より葉色がやや濃く、幾分は早く生育しました。このことは表面の養分か、ワラからしみ込んだ養分が影響しているのではないかと感じました。

 

今回の試みは80㎝×120㎝ほどの小さな苗床で試してみました。次回も田んぼで、面積は広くして改善も加えてやってみる予定です。

 

また田んぼではいい結果でしたが、同じように畑でもやってみたところ、チガヤ、ササ、カタバミなど宿根草がたくさん生えてきました。田んぼでも畑でも強い宿根草がある場合は、やはり表面を削らなければならないと思いました。

(2021/6/22 愛知県 Nさん投稿)


 →この投稿は「田んぼの苗床づくりの試み」へ掲載しました。(2021/7/8)

・「稲の3株に1穂くらいが茎が折れ白く枯れる」(鹿児島県 Kさん投稿)について考えられること

 長期間の耕作放棄地の山間地棚田でスタートした赤目自然農塾の1年目に、相似た被害が出ました。放棄地で、草々、小動物が栄える自然地だったところの1年目の稲作りで、前年までの虫が残っていて、稲株から食い荒らしたのでは。

 あるいは、ニカメイチュウ(二化螟虫)、サンカメイチュウ(三化螟虫)であったか分かりませんが、来年は、その被害は無くなるのではないかと思えます。自然農で適期に的確に作業をしておられると、水田の環境が変わりますので、メイチュウ、あるいは活動盛んだった虫が居なくなると思います。赤目自然農塾の2年目は、その被害は無くなりました。

(2021/6/4 奈良県 川口由一さん投稿)


 →この投稿は「稲の3株に1穂くらいが茎が折れ白く枯れる」へ掲載しました。(2021/6/10)

・自然農の畑にするためにはまずどうするか

自然農をやりたいと思っています。自然農の畑の作り方を教えてください。

いままで家庭菜園程度の経験しかなかったのですが、会社を定年して家にある5畝ほどの遊休地(10年ほど前には畑でした)で農業をやろうと思っていました。 

最近自然農のことを知り、ぜひこれを目指そうと思っていたのですが、5畝ほどの畑をトラクターでうなってしまいました。

トラクターでうなってしまった畑を自然農の畑にするためにはまず何をしたらよろしいでしょうか?

また、自然農として使える畑になるまでどのくらいの時間がかかるでしょうか?

宜しくお願いします。

(2021/4/25 神奈川県 初めての自然農人さん投稿)


 →この投稿は「自然農の畑にするためにはまずどうするか」へ掲載しました。(2021/4/26)

・猪、鹿対策 ワイヤーメッシュ獣害防止柵の設置方法

赤目自然農塾におけるワイヤーメッシュ、異形鉄筋、波板トタン、獣用ネットを用いた猪・鹿対策用柵の作り方を紹介します。

 

最初に赤目自然農塾で、長く設置してきた木杭と波板トタンを用いた柵造り(以下波板トタン柵)とワイヤーメッシュと異形鉄筋を用いた柵造り(以下ワイヤーメッシュ柵)について考察してみます。

 

【 波板トタン柵 】

メリット

  • 廃トタンが多量に入手でき、木杭を自前で調達できれば比較的安価で作れる。

 

デメリット

  • 杭をカケヤ(大きな木槌)で打ち込む作業や波板トタンを杭や横木(けんじめ=野地板)に貼る釘の打ち付け作業など一人では難しい。
  • 新品の材料を購入する場合、ワイヤーメッシュ柵より高くつく。
  • 木杭や横木は雨風に弱く、数年で強度が弱くなり、イノシシが弱い箇所を探して体当たりし、破壊して侵入する。
  • 同時期に何カ所もメンテナンスが必要となる。
  • メンテナンスも一人では作業しづらい。

 

【 ワイヤーメッシュ柵 】

メリット

  • 短時間で設営できる。
  • ワイヤーメッシュは、弱い箇所ができにくく上手く設置できればほぼ完璧に防御できる。
  • 材料の扱いが比較的簡単で、鉄筋の打ち込みやワイヤーメッシュとの結束も一人で作業が出来る。
  • 長年に渡り、強度を維持できるのでメンテナンスがほとんど必要ない。
  • 見た目が綺麗、すっきりしている。

 

デメリット

  • ワイヤーメッシュだけでは、メッシュの間隔が15cm角なのでウリボウに入られる。さらに外側を波板トタンや防風ネットなどで覆う必要がある。

 

 

■ワイヤーメッシュ柵に必要な資材

  • ワイヤーメッシュ(線径5mm、1m×2m、メッシュ間隔15㎝)
  • 異形鉄筋(線径16mm×1.5mと1.0mの2種類)
  • 針金(ステンレスの針金やビニール被覆の針金など)
  • 獣用ネット(1m×50m)
  • 角材(3cm位×3cm位×200cm)
  • 波板トタン
  • 電線など柔軟で丈夫な針金
注)資材の内、獣ネットと波板トタンが写っていません。
注)資材の内、獣ネットと波板トタンが写っていません。

■必要な道具

  • 片手ハンマー
  • ラジオペンチ
  • ワイヤーカッター(5mm以上の鉄線が切断できるもの)
  • 金槌
  • 五寸釘(トタンの穴開け用)

 

■資材の調達

  1. 柵を設置するラインを決めて、距離を計測する。
  2. ワイヤーメッシュの枚数は、ワイヤーメッシュのつなげ方を一目重ねる場合(下記図A参照)距離÷1.75mを目安に算出する。つなげ方を一目も重ねない場合は距離÷1.9mを目安に算出する。例えば、距離が100mの場合、図Aのように1目重ねる場合は、58枚+余分に2、3枚用意する。
  3. 異形鉄筋の本数は、1.5m、1.0mの両方ともワイヤーメッシュの算出枚数+数本を目安に算出する。
  4. 角材の本数は、ワイヤーメッシュの枚数÷2+数本を目安に算出。
  5. 鹿対策用ネットは、1本50mあるので距離に合わせて用意する。

 

■設置の仕方

1.

あらかじめ設置ラインの近くにワイヤーメッシュ、異形鉄筋は適当にまくばりしておく。

2.

 出入口の場所を決める。出入口の所を起点にして1.5mの異形鉄筋をハンマーで50cm打ち込み、異形鉄筋の外側に1枚目のワイヤーメッシュを横に立て、端の縦のワイヤーに合わせて、針金で異形鉄筋とワイヤーメッシュを結束する。(図A)

  • ワイヤーメッシュが上下にずれないようにワイヤーメッシュの鉄筋が縦横交差しているところで結束する。
  • 基本は、上から2本目と下から2本目のところを針金で結束する。結束の仕方は下の写真のように番線締めの要領で、約30cmの長さの針金を折り曲げて一回りさせて、先の輪になる部分にラジオペンチの先を突っ込み、元の針金を中心に回転させて締めていく。ラジオペンチの代わりに五寸釘でも出来る。

3.

2枚目のワイヤーメッシュを1枚目のワイヤーメッシュに端の1目が重なるように立て、それに合わせて1.5mの異形鉄筋を50cm打ち込み、針金で鉄筋とワイヤーメッシュを結束する。(図A)

4.

1枚のワイヤーメッシュの真ん中辺りの縦ワイヤーに合わせて1.0mの異形鉄筋を50cm打ち込み、一カ所を針金で鉄筋とワイヤーメッシュを結束する。(図A)

 

上記2~4の作業を一周するまで繰り返す。

 

5. 異形鉄筋に沿わせて角材を立てる(図A)

(1)鹿対策用ネットを張るための角材は、ワイヤーメッシュ2枚間隔に異形鉄筋に添わせて立てることを基本とし、カーブの所は状況に合わせて間隔を狭くする。

(2)角材の先端から5cmくらいの所にネットを引っかけるための釘(傘釘でも良い)を打っておく。

(3)釘は柵のラインの状況に応じて内側に向ける場合と外側に向ける場合がある。一本の角材が両側の角材と比べて出ている方に釘を出し、ネットを張る時も内と外を釘に合わせて張っていく。そうすることにより、ラインが曲がっていてもネットをピーンと張ることが出来、鹿が食い破りにくくなる。下図Bの場合、角材Dは両側CとEを結んだラインより内側に出ているので内側に釘を打つ。角材Eは両側DとFのラインより外側に出ているので外側に釘を打つ。ラインが直線の場合は内外を交互に釘を向けていく。たとえば角材A、B、Cの場合は、交互に釘を打つ。(図B)

(4)ワイヤーメッシュの最上部のワイヤーから105cm位の高さ(地面から約2m)に釘の位置がくるように角材を針金で2か所ワイヤーメッシュと異形鉄筋ごと巻き付けて固定する。

(5)角材は地面に接しないように気を付ける。

6. ワイヤーメッシュの外側にトタンを貼る(図C)

(1)トタン1枚につき、上下2か所・水平に3ヵ所、計6か所針金で結束する。(図C)

(2)結束はワイヤーメッシュの鉄筋がクロスする所に、五寸釘で対角に2ヵ所穴をあけて、針金を通して結束する。

7. 獣用ネットを角材に打ち込んだ釘に引っかけて張る

(1)ネットをピーンと引っ張りながら角材の先端に打った釘にネットの上端を引っかけて伸ばしていく。(図C)

(2)内側と外側に打たれている釘に合わせて、ネットも内側と外側に回して張っていく。

(3)全部上端を引っかけてから、ピーンと下に伸ばした下端の所(上の釘から1m下)に、釘を打って引っかけていく。

(4)鹿が首を入れることができないようにワイヤーメッシュの最上部ワイヤーとネットを針金で結束する。

8. 出入口の設置

(1)出入口の幅は、利用の仕方により決めます。ただ人が通るだけなら1.0m位で十分だし、大きな荷物を持って通るなら(一輪車で通る等)1.5m位の幅が必要と思います。

(2)出入口の幅より少し大きめに、ワイヤーカッターでワイヤーメッシュを切断する。

(3)出入口用ワイヤーメッシュにも波板トタンを貼る。

(4)獣用ネットも角材の所で簡単に取り外せるようにしておく。

(5)外側から出入口用ワイヤーメッシュを当てて柔軟性のある丈夫な針金や電線などで柵に4点止めをして固定する。

(6)猪は弱いところに体当たりして破壊するので、強度を持たすために出入口用ワイヤーメッシュの一番下のワイヤーに異形鉄筋を結束しておく。

出入口(斜面の為、右側が斜めになっています。)
出入口(斜面の為、右側が斜めになっています。)
出入口 (上部のネットは、角材のところで はずせるようにしておく。)
出入口 (上部のネットは、角材のところで はずせるようにしておく。)
出入口(外したところ)
出入口(外したところ)

9. その他

(1)柵の外側が広く、鹿が助走してジャンプできるような所は、高さ2mでは足らないので2.5m位の角材を設置し、ネットを重ねて高さを2.5mにする。

(2)起伏のある所は、ワイヤーメッシュの長さを短く切断して対応する。異形鉄筋を状況に応じて斜めに打ち込む。

(3)カーブのところは、ワイヤーメッシュを曲げてラインに沿わせる。ワイヤーメッシュの曲げたい部分に異形鉄筋を置き足で押さえて端を持ち上げれば簡単に曲げることができる。

(2021/1/13 奈良県 中村康博さん投稿)


 →この投稿は「猪、鹿対策 ワイヤーメッシュ獣害防止柵の設置方法」へ掲載しました。(2021/1/21)

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