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≪2016年の投稿記事≫

・ダイコンサルハムシへの対応

ダイコンサルハムシには、手こずりますよね。

採ろうと手を近づけるだけで、ぽろっと落ちて葉の奥に逃げ込まれてしまいます。

特に白菜にたくさん付くと、葉はボロボロに。

そこで良い方法がないかとネットで検索したところ、見つけました。

手軽で効果のある、良い方法です。

用意するのは、「でんぷんのり」小学校の工作で使ったやつです、と「割りばし」この二つだけ。

やり方は至って簡単、割りばしの先にでんぷんのりを付けて、気付かれないよう、ゆっくりとハムシに近づけ、ペタペタと引っ付けて行きます。

これは面白い様に取れて、効果抜群です。

これだと逃げられないし、作物に影響もありません。

ぜひお試しを!!

(2016/11/22 和歌山県 高島 一さん投稿)

 

 →この体験談は、「ダイコンサルハムシによるアブラナ科の被害」へ、掲載いたしました。(2016/12/22)

 ・湿地を好む草が根を張っている田んぼでの対処

冬になって水を止めてもずっと湿ってじくじくしている様な湿地で田んぼをして8~9年ほどになります。

 

10年以上耕作放棄地となっていたところをお借りし、ガマやい草、笹にジュズダマなど宿恨の中でも太くたくましい草々が生い茂っているまさに湿地でしたので、お米の苗床は畝を高めに作った畑に作り、田植え時に草々を刈りながら田植えを進めていきました。

 

田植えの際、まず草を刈るときは土の表面すれすれに刈ります。

 

のこぎり鎌で土を十字に切って苗を植える際に、宿根草の根がきついところは深めに鎌を挿して根切りをしています。(普通田植えの際には聞くことのない根切りの「バキ、ボキッ」といった音がすることも多々ありますが)

 

また、稲の植えたい位置にい草など株が固く大きく広がったところはなかなか鎌が奥まで入らないので、株の脇から少し削るようにして株を少し小さくしてから、そのすぐ近くは避けて植えます。すぐ脇だとい草の勢いに稲が負けてしまいがちになるからです。

 

夏の草刈り時期にはまた元気よく宿根草も育ってきますが、少し深めに地面に鎌を入れて刈ってあげるようにすると勢いは抑えられます。

 

そのようなやり方をしながら何年も経ってきた田んぼは、最初の宿根草のジャングルだったような様子からはぐっと抑えられて田んぼの様を見せてくれています。

 

もともと稲は水気を好む性質なので、その地質にはあっているようで、きちんと田植えして草刈りをすれば、しつこい宿根地帯の中で一本植えをしても見事に分けつして豊かな実りをもたらしてくれる姿はありがたい限りです。

 

またお互い工夫されている点を共有しながらめぐみをいただきたいですね。(2016/10/26 岐阜県Mさん投稿)

 

  →この体験談は、「菖蒲やイグサが宿根を張っている田んぼを借りた」へ、掲載いたしました。(2016/12/22)

・油粕や米ぬかどこで仕入れますか?
油粕や米ぬかどこで仕入れますか?(2016/11/6 大阪府 マークさん投稿)

・冬瓜を上手に育てることができない

奈良県明日香村で、棚田を畑にしています。(もともと、何年も誰もつかっておらず、放置された場所で、セイタカアワダチソウと葛が一面に広がっていた場所です)

水はけが悪く、大雨がふると、たんぼのように水がたまる部分もあります。それでいて、お天気が続くと、カチカチになる部分もあります。

自然農をそこではじめて8年目になります。気候は奈良県の中では温暖で、風の通りもよく、陽当たりもよいところだと思います。

 

1年目に冬瓜の種をおろした時には、2株から、6個ほどの実りを手にしましたが、その後からは、今年、やっと、1株から小さな冬瓜を1個の収穫ができただけで、それまでの6年間一度も実りを手にすることができませんでした。

 

種は、固定種の種を買ったこともありましたし、自然農で冬瓜を栽培するのが上手な方から、自家採種したものをいただいたもので試みたこともありますが、どちらにしても、まず、種がなかなか発芽しません。

「くら」を作って(くらをつくらない年もありました)、4月の下旬〜5月の上旬にかけて種を何度かおろしましたが、発芽する場合には、10日~2週間ほどかかっています。

6粒〜12粒(あまりに発芽しないので、大量に種をおろしたこともあります)ほどおろしても、1粒もでないこともあって、出ても、1粒くらいしか芽がでないことが多いです。

(最近、本を読み直して、冬瓜の種は乾燥しやすいので、土を多めにかぶせると書いてあって、土のかぶせ方は、他の種と同じように、その種の倍の厚さにしていたので、それも原因だったのかなと来年気をつけようと思っています)

 

芽がでても、ウリバエにやられてしまうことがあり、最初は周辺の草を刈りすぎないように、高さのある状態で草をのこして、対策しましたが、それでは、陽当たりも悪く、風も通りづらい上に、対策にはならず、葉を弱らせ、生育を妨げてしまっていたので、最近は、米袋で「あんどん」をつくりました。

その対策で、ウリバエにやられることはなくなりました。

 

それでも、株はあまり大きくならず、その後の成長がほとんどとまって、なかなかつるを伸ばさず、その場で少し大きくなるくらいで、ツルがのびても1mくらいです。

まわりの草も適度に刈っていて、乾燥しないように、刈りすぎず、風や陽当たりが悪くならないように、刈らなすぎずと気をつけているつもりです。

補いについてですが、「ぬか」は、いのししを呼んでしまうので控えていて、横側にある「のり面」が広い上に、竹林に続いているので、その草や笹をたくさん入れて補いとしたこともありましたが、大きな成果にならず、結局、上記に書いた結果です。

 

きゅうり以外の瓜科も、自分の栽培能力のせいもあると思うのですが、なかなか上手に育たない畑です。

(2016/10/21 奈良県 Mさん投稿)

 

 →この体験談は、「瓜科野菜のウリハムシ(ウリバエ)による被害」へ、抜粋して掲載いたしました。(2016/12/22)

 →この体験談は、「水はけの悪い畑で、ウリ科野菜を上手に育てることが出来ない」へ、抜粋して掲載いたしました。(2016/12/31)

 →この体験談は、「冬瓜の種が、発芽しにくい」へ、抜粋して掲載いたしました。(2017/1/19)

・自然農の田んぼにおけるジャンボタニシへの対応

3年前より川口さんの田んぼでも姿が見え始め、年々数を増しているジャンボタニシ。

その繁殖力や旺盛な食欲には目を見張るものがあり、はびこっている地域で慣行農法でのお米作りをされている農家の皆さんからは目の敵にされているような生き物です。

 

でも、全ての命を敵としない自然農ではジャンボタニシも例外ではなくて、上手に付き合えさえすれば、夏の草刈りをずいぶんと助けてもらえるありがたい存在です。

 

ちなみに、僕の田んぼは自然農で作り始めて17年になりますが、僕の地域では20年くらい前から姿が見られるようになっていたため、うちでは最初の年からの付き合いです。

 

さて、うちの田んぼでの付き合い方の一例をご紹介しましょう。

 

1.まず、春の種下ろしから田植えまでの苗床での育苗期間は全く気に掛ける必要がありません。ジャンボタニシは冬の間は土の中に潜りこんで越冬しているようです。

 

2.次に、田植えの際の方法です。

① 田植えの1週間くらい前、田んぼの全面の草を一度刈り倒してから水を入れます。

  水を入れると地中に潜っていたジャンボタニシも出て来てそろそろと活動を始めます。

② 田植えの日の朝、もしくは前日に田植えをする部分の草を丁寧に刈ります。

お天気の具合でこの時水が多いようでしたら、一旦水を落としてから刈った方が楽にできます。田植えの2日目以降はそれはできませんが。

③ 通常通りの田植えをします。

※ 田植えをする直前に2回目の草刈りをするというのがジャンボタニシ君の力を最大限に発揮してもらうためのポイントです。

 

3.水の管理

田植えの後、ジャンボタニシがしっかり活動できるように、植えた早苗の株元が浸かるくらい十分に水を入れます。

ただし、あまり深水にしすぎて、刈った草が完全に水に沈んでしまっている状態だと、植えたばかりの早苗が食害を受けてしまうので、程よい水管理が必要です。

したがって、場所によって高低差がないような田んぼに整えておくことが前提条件です。

(とはいっても、広い田んぼだとなかなか高低差をなくすのは難しいかもしれません。そんな場合は、時間をかけて整えられてください。)

なお、うちでも、田植えの直後に思いがけず大雨が降って深水になってしまい、食害を受けたことが何回かありました(*´▽`*)

 

夏の間の水管理がうまく出来ると、夏の間に一度も草刈りをしなくてもいい所も現れます。

うちの場合は5畝の田んぼの三分の二くらいの広さの部分が草刈りをしなくて済んだ年が何年かありました。

 

なお、川口さんも言われているように、ジャンボタニシは見られるようになった初期の頃はどんどん増えていきますが、際限なく増えていくということはなさそうです。

うちでも、去年あたりから少し落ち着いて(減って?)きているようで、数年前には前述の通り夏の草刈りが必要でないところも半分以上ありましたが、今年は上記のような作り方をしても全面草刈りに入る必要がありました。

それでも、一度草刈りをして水を程よく入れて管理すると、夏の終わりには足元に草の姿が見えなくなってしまうくらいジャンボタニシの食欲は旺盛です。

 

自然農の田んぼで、稲の株の足元に草の姿が見えないのはちょっと淋しい感じがしないでもないですが(*´▽`*)

それでは、ジャンボタニシのいてる地域の皆さんは上手に付き合われてくださいね

(^◇^)

 

※ なお、もとより気を付けられているとは思いますが、まだジャンボタニシが見られない地域の皆さんは、くれぐれも持ち込むことがないようにお気遣いをされてください。

(一番可能性として考えられるのは、ジャンボタニシがいる地域で育てられた早苗を貰って来て植え付けをすることです。)

自然農では敵とならない生き物であっても、慣行農法でのお米作りにとっては害を及ぼす生き物とされてしまいます。不必要なトラブルを招く原因ともなりかねませんので、ご注意をm(__)m 

(2016/9/25 和歌山県 勇惣 浩生さん投稿)

 

 →この体験談は、「ジャンボタニシとの付き合い方」へ、掲載いたしました。(2016/10/18)

・エンドウ豆の種採りが、カビでできない

ツタンカーメン豆を自然農栽培しています。今年で4年目になります。

自家採種するために、実を畑に植わったまま枯らそうとするのですが、ちょうど豆の収穫後半から葉や茎、豆に白いカビのようなものが現れます。

仕方なく自家採種を諦め、毎年種苗店から種を購入しています。

けれど、是非とも自然農の豆を自家採種したいのです。

ここは山間部で湿気も多く、日照時間も短いです。

カビが発生しかけたらまだ枯れていなくても採取して、実を取り出して乾燥させれば種として使えるのでしょうか。

どうすればうまく自家採種できるのか、分かりません。

                       (2016/6/15 兵庫県Mさん投稿)


 →この体験談は、「エンドウ豆の種取りが、カビでできない」へ、掲載いたしました。(2016/8/7)

・菖蒲やイグサなど宿根の処理

 新たに借りた休耕していた谷戸田ですが(横浜市)、菖蒲やイグサが、しっかり宿根を張っていて、そこに苗植えていいものか悩みます。こういう場合にうまく対処した人の体験談を聞きたいです。(2016/1/4 神奈川県Nさん投稿)

 →この体験談は、「菖蒲やイグサが宿根を張っている田んぼを借りた」へ、掲載いたしました。(2016/10/25)

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