自然農・いのちのことわり サイト内検索

 


≪2020年の投稿記事≫

・自然農塾について

移住場所の貸し農地で、自然農塾を開けていく事に関して、ご助言を宜しくお願い致します。

(2020/11/14 鹿島靖代さん投稿)


 →この投稿は「自然農塾について」へ掲載しました。(2020/11/20)

・自然農の実践場所について

長野の北端、中山間地で、移住6年自然農に携わっています。

薬剤の使用は地域によって意識や接し方に隔たりがあるようですが、当地は概ね役場も住民も無頓着のようにみえ、皆さんまじめに(田畑だけでなく住居周りにも)散布を心掛け、炎天下に腰の曲がった老人が覆面をしてリュック一杯に詰めた薬剤を撒く姿が痛ましいです。スタークルというネオニコチノイド系の農薬を住居と細い市道一本挟んだ田んぼに空中散布しに来ます。周りはほとんど散布する田に囲まれているため、どんな風向きでも影響されます。私がこの薬剤に耐性の乏しいことに気づいたのは3年目で、以来この日から二日間当地を離れるようにしています。(三日過ぎれば呼吸器系の症状はなくなります。)自分の体調以外、作物たちに影響があるかどうかわかりません。見た目・育ち・味、健康そのもののように見え、間違いなくふり掛ってるでしょうが、あの子たちなりのし方でやり過ごしているのでしょう。二日避難すれば身体の自覚症状はないので、散布する日・時に気を付けてさえいれば、今のところ暫くは続けていけるでしょう。移住時は何も知らず調べもせずに来てしまいましたが、これからであれば、候補地の薬剤散布(特に影響の大きいと思われる空中散布)に対する考え方を知ってからにされればよろしいのではないでしょうか。

(2020/10/30 TOM.さん投稿)


 →この投稿は「自然農の実践場所について」へ"経験談1"として、掲載しました。(2020/11/1)

・自然農の実践場所について

自然農を実践する為の場所を長年探し続けています。

希望する場所では、農薬の空中散布までも行われており、移住するのを諦める事が多いです。

皆様の中で、農薬などが多く使用されている地域へ移住定住されている方や、お住まいの方がいらっしゃいましたら、どのように思考されて、定住生活をされているでしょうか?をご投稿をお願い致します。

また、農薬などが少ない地域の情報のご投稿も宜しくお願い致します。

(2020/9/23 Sさん投稿)


 →この投稿は「自然農の実践場所について」へ掲載しました。(2020/10/13)

・稲の3株に1穂くらいが茎が折れ白く枯れる

自然農1年目の田んぼで3年ほど放棄されていた田んぼを開墾してお米づくりを始めました。

その前は数年間、牛の飼料を作られていたそうです。(牛の飼料の前は慣行農法でお米を)

田んぼは南向きの棚田で、水は沢から引いてきています。まわりは不耕作放棄地で慣行栽培の田んぼはありません。

水が少し抜けやすく、私が1週間に2〜3日ほどしか通えない為、水を掛け流しで入れています。

開墾する時に草の量が少なく感じたので、上の田んぼの刈り草を土が隠れる程度に入れました。

 

苗床では前半順調に育ったのですが、後半に田植えを始めて水を入れるようになると、ガスが溜まったのか苗床で分蘖した葉が枯れ始めました。

 

急いで水を抜きガス抜きをしたら、少し良くなったと思いますが、根が赤くなっていたので、その苗は二本植えにしました。

 

6.5畝ほどの田んぼに7種類のお米を栽培しています。

 

田植えの時は水を間断灌水で管理しました。

 

草刈りは1回目は一列置き、2回目は全面刈りしました。

15〜25ほど分蘖し、一年目にしては順調に育っていると思ったのですが、8月後半から受粉した穂が白く枯れ始めました。今のところ前半に植えた稲たちが被害にあっています。そこは陽当たりもあまり良くなく、他に比べると成長はいまいちです。

また、田んぼの水が少し抜けやすく、1週間に2〜3日しか通えない為、間断灌水ではなく沢水を掛け流しでいれていますので、穂が出てからも田んぼにガスが溜まっているようです。

 

被害は3株に1穂くらいの割合で、穂の下の茎や根元付近の茎を食い荒らされて穂が白く枯れています。

 

先輩からはメイチュウの可能性があると教えて頂きましたが、同じような被害を経験された方はおられますか?

また対処法がありましたら宜しくお願い致します。

(2020/9/8 鹿児島県 Kさん投稿)

 

  →この投稿は「稲の3株に1穂くらいが茎が折れ白く枯れる」へ掲載しました。(2020/9/12)

・ナメクジによる野菜苗の食害

家庭菜園をしています。

野菜の種から苗を育てていますが、ナメクジが多く、苗を食べられてしまいます。

ナメクジが食べないようにするには、どうしたら宜しいでしょうか?

苗は家の庭で育てており、植木鉢に種を蒔いて土の上に置いています。

キュウリの苗とカボチャの苗が食べられました。カボチャの苗は数本残りましたが、キュウリの苗は、全部食べられてしまいました。

(2020/5/5 大阪府 Sさん投稿)


 →この投稿は「ナメクジによる野菜苗の食害」へ掲載しました。(2020/7/21)

・小麦の移植栽培と直まき(点播き)の比較

小麦の移植栽培をして気が付いたことがありますので報告いたします。

畑は25年経過で肥沃な畑です。温暖で日当たり良、重粘土質、湿り度は中程度。

 

小麦を移植栽培するとばら播きした時より茎は太く、穂も大きなものが出ると感じています。

今年はばら撒きよりも間隔を広げた直播(点播き)で試してみました。結果は移植栽培と似たような生育でした。

大きな穂が出た小麦
大きな穂が出た小麦

直まきでばら播きをするとどうしても密に播いてしまい、小さい穂がたくさん出てきます。

稲刈りのように地際で刈って脱穀機にかける場合は問題ないのですが小規模で穂刈りをするときは小さな穂をたくさん刈らなければならないので時間がかかります。

穂刈りをする場合は穂が大きいとハサミで切る回数が少なくなり、作業が楽です。

 

10月14日 苗床に種おろし

11月11日と15日に1~3本に分けつした苗を 30㎝X30㎝で定植 

5月24日穂刈り開始 6月5日穂刈り終了

 

比較のためにばら撒きよりもかなり粗い、15㎝間隔の点播きも試しました。1か所に2粒播きで発芽率は概ね90%ほどです。

11月5日 種おろし

生育は移植の苗とよく似た生育で、同じ5月24日から穂刈りをしました。穂は大きくて茎は太くてしっかりしているので小麦ストローができました。

小麦の品種はパン用強力小麦「ゆめあかり」です。播き性は農林61号と同じⅡです。

小麦の茎で作ったストロー
小麦の茎で作ったストロー

(2020/6/5 愛知県 Nさん投稿)

 

 →この投稿は「小麦の移植栽培と直まき(点播き)の比較」へ掲載しました。(2020/6/11)

・畑における問題、未解決、エダマメ

枝豆の実が生らない件に関して、参考になれば。

 

大豆は、種を下ろして一定の期間が経てば(大きくなれば)、花が咲き、実を付けるものと、種降しの日に関係なく、決まった時期(日の長さ)にならないと、花が咲かないものがあるそうです。

前者がいわゆる枝豆用の早生品種になります。

4月~5月に定植されるなら、枝豆用の早生品種であるのがはっきりしている種を使われた方が、確実です。

晩生の品種を早蒔きすると、枝葉はどんどん茂りますが、決まった時期にならないと花が咲かず、それまでに伸びすぎて、倒伏し易くなります。

 

自分では毎年、10種類前後の大豆を作りますが、7月から収穫する枝豆用には、枝豆用の早生品種を作ります(5月蒔き)。投稿の方は千葉県ですので、もっと早く蒔いても良さそうですね。

 

他は6月から7月上旬にかけて種を降ろしていきますが、中生のナカセンナリが枝豆として収穫できるのが9月半ば、晩生のサトイラズが9月末、最晩生の丹波黒大豆は、10月に入ってからです。豆として収穫するのは、さらに1ヵ月半くらい先になります。

 

また、株周りに他の草が茂り過ぎると、実付きが悪くなるようです。

 

気温に関しては、開花時期に夜の気温が高すぎると、実付きが悪くなるそうですが、これは自分の畑が標高650mで、夜は涼しくなる為、経験したことはありません。

(2020/6/3 山梨県 今井勤子さん投稿)

 

 →この投稿は「枝豆の豆が生らない」へ"経験談1"として、掲載しました。(2020/6/6)

・エンドウ豆の種採り

毎年エンドウ豆の種を採っていますが半分以上虫食いです。保存方法が悪いのでしょうか? 冷蔵庫に入れても駄目でした。

(2020/5/27 長野県 Kさん投稿)

 

 →この投稿は「エンドウ豆の種採り」へ掲載しました。(2020/6/3)

・長年の除草剤散布跡地での栽培について

新規に自然農をするために借りた畑が4年ほど前から毎年2〜3回除草剤を撒いていた畑でした。除草剤の種類は聞いていませんが、隣人のお話によると液体タイプのようです。

除草剤の散布範囲は作付けする場所も含めた畑全体です。

なお作物自体は4年以上前から作っていないそうです。

除草剤の撒いた畑は1度耕して表面を崩して混ぜてしまう方が良いのでしょうか?

 

除草剤のことを教えてもらったのが不耕起での栽培を考えて畝立てをした後だったのですが、残留農薬が気になり投稿させていただきました。

 

土質は重粘土質です。黄土色をしています。晴天が2、3日続くと地面がひび割れ棒を突き刺すこともできないくらいカチカチになります。雨の日は軟らかく、しばらく触ると田んぼの土のように粘ります。

 

日本では除草剤は土壌に落ちると中和されて毒がなくなると言われていますが、海外のラウンドアップ等の訴訟や販売禁止を見ているとそうとは思えません。

カキガラ石灰はそういったものを中和させる効果があると聞いたのですが、調べてみましたが除草剤中和についての文献を見つけることができませんでした。

安心して野菜を作りたいです。お力添えよろしくお願いします。

 

まとめ

除草剤土壌での栽培について

土壌中の薬剤成分を中和させる物質はありますか?

このような土壌は一度は耕して攪拌してしまう方が良いのでしょうか?

そのまま栽培しても問題ないのでしょうか?

(2020/5/20 石川県 Hさん投稿)

 

 →この投稿は「長年の除草剤散布跡地での栽培について」へ掲載しました。(2020/5/28)

・トマトの育て方、仕立て方

 私のところは段々畑で水はけが良いことと、品種選択 自然農法国際研究開発センターの「メニーナ」(中玉、交配種)で、今のところ経験していないので、参考になるような情報をお伝えできなくて、すみません。

 ちなみに育て方は、4月中~下旬種子降ろし、畑の土(溝を補修する時に掘り上げた土)をふるいにかけて、その土を使ってポット育苗(温床ではありません)。定植が5月下旬~6月上旬頃、収穫は8月上旬~11月までしています。整枝、剪定は目の高さ位まで腋芽をかいて一本仕立て。そこから上は放任という仕立て方です。これを基本にしていますが、腋芽を一節か二節伸ばしてから、その先の腋芽をかくという仕立ても試しています。根を増やすということで…。ただ、トマトにとってどれが一番いいのか、まだ結論が出ていません。

 目の高さ位まで一本仕立てで風通しをはかり、そこから上は枝で屋根ができている感じになります。その屋根が雨よけも兼ねています。加えて雨が降った時に枝数が多いほうが水分が分散されて実が割れにくくなることも兼ねています。

(2020/4/14 静岡県 高橋浩昭さん投稿)

 

→この投稿は「トマトの育て方、仕立て方」へ、掲載しました。(2020/5/20)

・未解決の記事~田んぼの水草について

 実際に見たわけではないので、同じ水草かどうか分かりませんが、うちの田んぼにもあります。とても小さくて、薄緑で、ハート型に近いかわいらしい水草です。この水草は、田んぼが痩せていた頃はありませんでした。稲がよく出来るようになってから、現れるようになって、水面をびっしり覆うようになると、その部分の除草が要らないので、我が家では大歓迎です。慣行農家の方にも、養分があると出てくると、聞いたことがあります。

 農協では、水温を下げるとか、稲を倒すなどと言って、除草剤を勧めるみたいです。この水草が出てくるのは、生育後期で、水温を下げているとは思えないし、自然農の稲は、しっかりしているので、倒されたことはありません。投稿された方は、特別何か困っていられるのでしょうか?

 困っていなければ、田んぼすべてを覆い尽くすことは無いと思いますし、頑張って光合成してくれているんだと思って、仲良くお付き合いしていいのではないでしょうか?

(2020/4/23 山形県 阪本美苗さん投稿)

 

 →この投稿は「田植え後の除草(水草)について」へ"経験談1"として、掲載しました。(2020/5/6)

・庭で日当たりが悪く、困っています

 

去年古民家に引越しました。

裏庭の畑で、植木がありましたが、二本切りました。

年数は不明です。

気候は、4月でも寒くて霜が降り、11月から3月まで雪が降ります。

湿ってます。

土は、粘土質です。

花みたいなのが生えています。

日当たりは、悪いです。

 

また、以前引っ越す前に、砂地の畑の自然農に挑戦しましたが、猛暑で刈りとった草で畑が暑くなってしまい、失敗しました。

猛暑の対策を、教えてほしいです。

(2020/4/22 秋田県 亀澤桜さん投稿)

 

 

 →この投稿は「庭の畑は日当たりが悪く、困っている」へ掲載しました。(2020/5/6)

・稲作り、蒟蒻芋・里いもの保存

 富山県富山市 石黒 完二 自然農で30年(自給型)

 当地は岐阜県境に近い山間地、渓流沿いの田畑、積雪は2~2.5m。

 遅霜は5月中ば。田畑が出てくるのは4月10日以降。ソメイヨシノ(植樹)開花4月20日すぎ。

 日本海側、多雪地、寒冷地の自然農は、気候による制約(温度、栽培可能期間、自然界のいのちのめぐり方)が多くあるように思います。平野部から山間地まで3ヶ所の学びの場での実践や全国各地の見学をとおして、感じています。

 自然農の理念を尊重しつつ、いろいろと実験(試行錯誤)しています。

 

【稲作り(私の場合)】

・品種

極早生種~早生種 フクヒカリ(主力品種)、アキタコマチ、チヨニシキ、ミルキークイーン、コシヒカリ他

 

・種モミ

目ざまし 積算温度100℃

芽出し はと胸、やや芽切った状態にする。(はっ泡スチロールの箱に水を入れて、日なたに出してあたためる。毎日水をかえて、夜は家の中へ)

 

・ふく土

山土をふるって用意している(田んぼの土を使うと、苗床あとが低くなるので)

 

・種まき

4/末~5/5  は種密度1.2m×2mに250㏄~300㏄

 

・苗床

春、種をまく直前に作る(秋、作っていたが、雪の下でネズミが集まるのでやめる)

は種後、ふく土をして、切りわらを少なめにかける。(わらが多いと地温が上がらず芽が出てこない。水分と地温を考えて調節する)(折衷苗代では薫炭を用いている)1回目の草取りのときにわらをあらかた取りのぞく。(鳥よけの為、目のこまかい白いネットをベタがけにしている。芽が3~5cmになれば、取って鳥よけテープに換える)

 

・補い

苗床作りのときはやっていない。

芽が出て3~5cm、1回目の除草後、油かす10m×1.2mに2㎏くらいやり水をやる。そのあと1週間から10日あとにもう1回やる。(田植えのときに苗が育っているように調節する)補いはヌカ、油カス、半々いずれでもよいと思います。量もそれぞれ応じてあげればよいと思います。

 

・田植え

6/5~6/10に始める。終わり6/20頃。

35cm×20cm 2本植(大きいのは1本植)

 

・水やり

時々、水やりをしています。(雨が降ればやらないが、苗の生長を見ながら調節する)

 

・おけら取り

苗床に水を張って1時間くらい番をして取っています。(おけらは、水を張って30分くらいしてから出てくることもあるので)何年もやっていますが、最近はあまりいません。

 

・苗代

畑苗代は田んぼでなくても畑でできるので、一部畑で作っている。ここへ越して来るまえは愛知の山間部で、ビニール畑苗代をやっていました。この方法で、この地でも何回か作っていますが、温度が上がって苗の成長が早いです。ビニールの換わりに油紙が使われていた時代もあったようです。いずれにしても生育期間が短い地方では、苗の生育が大事だと思います。

 

・田んぼ

田の地力がある場合は、苗が小さくても育ちますが、地力がない場合は育ちにくい。稲が草に負けて育たなかった場合は、地力があると思われますが、草取りがまにあっていて収量がない場合は、地力がない場合が考えられます、私の場合がそうでしたが、持ち込まず、持ち出さずの言葉にとらわれて、4~5年収量がひじょうに少なかった。そこで田んぼに、あぜ草や落葉を入れてみたところ少し育つようになりました。今は、田植えまえと稲刈後に刈った草を入れています。

 

変化、変化の自然界。言葉にとらわれず対応していきたいと考えています。

 

・箱苗

何回かやってみましたが、芽は出ますが養分供給が課題。よっぽど肥えてないと大きくならないと思います。

 

【蒟蒻芋・里いも保存】

・収穫後、よくかわかす。何日か日のあたるところで干してからダンボール箱に入れて居間(まきストーブのある部屋)で同居しています。

・以前住んでいた愛知山間部(700m)において(里いも)

 借家の持ち主のおばあさんが指定したところに穴を掘って(斜面)、まわりは杉の葉で囲って埋める。春までだいじょうぶ。(株ごと逆さまに詰める)

・近所での経験(里いも)

 コンテナに入れ、杉の葉を差し入れて横穴の奥に保存。

・昔話

 いろりのとなりに穴が掘ってあって、そこに保存。

(2020/4/4 富山県 石黒完二さん投稿)

 

 →この投稿は「日本海側、多雪地、寒冷地における自然農の稲作り」へ、掲載しました。(2020/4/20)

 →この投稿は「オケラによる苗床の被害(オケラ対策) 」へ"解決策8"として、掲載しました。(2020/4/20)

 →この投稿は「寒冷地における蒟蒻芋・里いもの保存」へ、掲載しました。(2020/4/20)

・豪雪地帯での自然農の米作り ~箱育苗~

 私は、山形県の豪雪地帯で、平成9年から自然農をやっています。

 この冬は、地元の人も生まれて初めてという、雪の少なさでした。(最高で40センチくらい)

 通常は2メートルくらいで、雪解けは、ゴールデンウイーク頃ですので、長野県のTOMさんのところと気候は似ていると思われます。

 

 米作りは平成11年からで、事情があり4年ほど休んだ期間があったので、17年くらいになります。初めは、川口さんのように、田んぼの一角で苗代を作ってやっていたのですが、一時専業農家になり、面積が増えて苗代の草取りが大変なのと、田植えの時間短縮のため、箱育苗に切り替えました。

 

 箱は、通常の苗箱ではなく、知り合いの方からいただいた、570個ほどの四角い小さな仕切りのあるポット苗箱で、一つの穴(19㎜×19㎜)に2~3粒蒔いて、(専用の手動種まき機があります。ピンセットで蒔いたこともあります。)田植え時には、ちぎらずにスポッと苗が取れるので、大変重宝しています。

 

 土は、このあたりは、粘土が強くて、育苗には向かないため、無肥料の水稲用培土を購入し、それに自分で焼いたくん炭を混ぜて(だいたい3対1くらい)、培土20キロに対し、200cc位元肥として、発酵油かすを混ぜています。今年は、腐葉土もふるって、少し入れようかと思っています。覆土用には、油かすは入れません。

 

 種籾自身の力で、2葉から2葉半くらいまでは育ちますが、苗箱という特殊な生育環境で育つので、追肥をします。風のない日の夕方、一箱にひとつかみくらいの発酵油かすを上から降ります。

 朝は、葉の表面につゆが付いているので、だめです。

 春、気温が高いと養分をどんどん吸いますが、気温が低いと吸わないので、葉色をみてやるのですが、化学肥料と違って、効いてくるのが1週間後くらい先なので、さじ加減が難しいところでもあります。

 お米を育てるために育苗するのですから、肥料をやることに抵抗はありません。仮に、田んぼの一角でやったとしても、そこがやせていたら育たないので、やった方がいいと思います。川口さんも以前、苗床に米ぬかを補っておられたと思います。

 

 ちなみにうちは、試行錯誤して、苗箱を、家の前のコンクリート舗装の平らなところに置いています。そして、だいたい一日2回、土の表面の乾き具合を見て、上から水をかけます。雨を降らすような感じで、空気を通すように。初めは、土の上に置いていたのですが、完全に平らにするのが難しく、でこぼこがあると乾きやすいので、試しにコンクリート舗装の上に置いたら、保湿性があって乾きにくく、具合が良いので、結局この方法が、一番根張りの良い苗が出来ることがわかりました。プール育苗等しないで、面倒でも上から灌水する方が、水に浸りっぱなしでないので、頑張って、根を張るようです。

 

 あと、古代米の黒米は、丈が出ても根が張らず、ポットだと根が崩れて却って植えにくいので、通常、慣行農家の方が使っている育苗箱を使って、ぱらぱらと手で種籾を蒔いて、ちぎって植えています。

 

 長野県のTOMさんは、「苗が大きくならない」というお悩みのようですが、1箱に何g蒔いているのでしょうか?

 仮に、慣行の方のように100gも蒔いたら、肥料をやらないと大きくなりません。また、たくさん蒔くと大きくなったときに蒸れて、病気が出やすいです。ポット田植えをしている有機農家の方は、1箱25gだそうです。苗箱の数が多くなりますが、薄蒔きにすると、苗は大きくなりやすいです。

 

 あと、箱育苗の場合、川口さんのように、大きく立派な苗を目指すのは無理があります。私の経験では、8㎝くらいでも4葉を過ぎていれば、植えれば立派に育ちました。でも、やっぱり植えにくいし、田んぼの全体が平らでないと、水を張ったときに水没する苗が出るので、12㎝くらいはほしいですよね。

 

 種まきの時期と、植えるタイミングも重要だと思います。種まきは、桜の開花に合わせています。慣行農家よりだいぶ遅いです。このあたりの農家は皆、芽出しして、ハウスかトンネルで保温して育苗します。早く苗を作って、早く田植えして収量を上げるためです。

 

 うちでは、川口さんのように、水選だけして(普通の農家は、塩水選)その後、芽出しも保温もしません。種籾が自分で考えて発芽するので、寒さに強い、丈夫な苗に育ちます。田植えは、だいたい6月15日以降になります。ここでは、夏が暑いせいか、6月いっぱいまでに植えれば、立派に育ちます。集落の田植えが皆終わって、いつもトリを取るのがうちです。(笑)

 

 うちでは、早く植えるとよくありません。田んぼの草を出来るだけ育ててから刈り、畦の草も刈って入れます。雑草が、まだこれからぐんぐん育とうとしている頃に植えると、また、すぐに復活して草刈りが大変になります。世間とは真逆に、春から草が立派に大きくなるのを心待ちにして、その後田植えの段取りをします。

 ただ、長野県のTOMさんのところは標高550メートルとあり、ここより標高が高いので、田植えがあまり遅いと、難しいかもしれませんね。(こちらは、350メートル位)

 うちでは、研究好きの夫が昔、何日までに植えたら穂が出来るか実験し、7月5日まで大丈夫でした。でも、収量が落ちるので、6月中に植えるようにしています。周りの既成概念にとらわれず、自分で、確かめてみるのも良いと思います。

 盛夏の気温が低いとしたら、苗を育てるには、適宜、躊躇無く追肥して必要な大きさを確保し、あとは、環境の良い自然農の田んぼで、のびのび育ててあげれば、元気なお米が育つと思います。

 

 うちは、田んぼはもう10年以上無肥料ですが、初めの頃は、とてもやせていたので、米ぬかをバンバン入れて、草を育てました。

 無肥料でいけるようになっても、畦草や土手の草は、どうせ刈らないといけないので、もったいないし、肥沃な土地ではないので、全部田んぼに入れています。

 また、ここ10年くらいは、草の生え方や、稲の状態を見て、地力が落ちてきたと思ったら、その田んぼは、1~2年休ませるようにしています。休ませる間は、出来るだけ草を生やしたり、畦草や土手草をせっせと入れて、減反確認で「草刈りしてください」と言われたら、周わりの人の気分を悪くしないように、高く刈って刈ったふりをして(笑)草を根絶やしにしないと、見事に復活します。田んぼの枚数に余裕がないと出来ませんが。

 暖かい地方では、冬草が育つと思いますが、何せ半年間雪の下なので、太陽エネルギーの量が温暖地とは違うので、そのハンデを補ってあげないと、豊かに育てるのは、難しいと思います。

 

 育苗のことだけ切り離せないので、田んぼのことも書きましたが、要は、自分が何を求めるかだと思います。うちは、専業になったときは、6反ほどやっていたので、田んぼによってものすごく出来が違っていて、苦しみもありましたが、勉強になりました。

 うちは、新規就農だったので、様々な方から田んぼを譲ってもらいました。地力のあるところは、初めから結構よく出来たし、地力の無いところは、春、草があまり生えず、田植え後に水草ばかり生えて、夏の間中、3回除草しても、稲がろくに育たないことが何年も続きました。

 この地では、イボ草などの水草がたくさん生えるときは、まだその田んぼは、稲の育つ生育環境になっていないということだと思いました。その田で、反1俵しか採れなかったら、その力しかないということだと思います。もし、自分がもっと収量が欲しければ、米ぬかや油かすを補って、収量を上げる方法もあると思います。ただ、肥料を補えば、草ももっと生えるし、補いすぎれば、病気や虫害のリスクも伴います。

 私の経験では、地力の無い慣行の田から切り替えた場合、稲のために肥料をやるのでなく、雑草のために米ぬかを撒いて育て、5年ほどすると、スズメノテッポウが、春に生えるようになり、7年目からは、スズメノテッポウが春、緑の絨毯のようになり、こうなると、無肥料で除草も1回程度になり、よく出来るようになりました。その土地で、どんな草が生えているか、どういう条件だとその草が生えるのか、よく観察する事も大切だと思います。

 よく、「苗半作」と言いますが、これは、田んぼの条件を肥料と農薬と耕すことによって、コントロールできる慣行農法の場合で、自然農では、お米がよく育つかは、田んぼの力にかかっていると思います。うちの場合、小さな苗でも、地力のある田に植えたらよく育ったし、だめな田にいい苗を植えても、収量は上がりませんでした。

 要は、稲が生育できる条件の田んぼになるまで、待てるか、ということだと思います。自然農では、その田んぼの力に応じたお米をいただくのが、一番合っているのではないか、と思います。

 温暖地の河川敷のような肥沃な土地では、収量が多いでしょうし、うちのところでは、田んぼによりますが、一反4俵、多くて5俵位が適量な気がしています。おととし、つい草を入れすぎてしまって、反7俵ほど採れてしまい、ちょっと採り過ぎてしまったかな、と反省しました。

 栽培する人自身の生活設計で、始めたばかりの痩せ地で、1枚しか田んぼがないので、どうしても家族で食べるため、その田の地力以上にお米が欲しければ、肥料を補って、頑張って手入れをして収量を確保するしかないでしょう。

 ゆっくりと、田んぼの変化を待てるならば、無理せず、その田から、いただけるだけいただいて、足りない分は、しばらく有機米でも買おうか、と折り合いをつけてもいいのではないかと思います。

 うちでは、無肥料でお米が出来るようになってから、籾で貯蔵している間の、米蛾の発生も非常に減りました。友人の有機米には、こくぞう虫がつくのに、うちの自然農米には、全くつきません。また、介護のため、4年間お米が作れなかったとき、3年前のお米を食べていましたが、ほとんど食味は落ちませんでした。この事だけでも、自然農ってすごいなあとつくづく思いました。

 育苗のことだけ書いても、全体を考えられないので、つい、いろいろ書いてしまい、長くなってすみませんでした。ご参考になれば、嬉しいです。

(2020/4/6 山形県 阪本美苗さん投稿)

 

 →この投稿は「豪雪地帯での自然農のお米作り ~箱育苗~」へ掲載しました。(2020/4/17)

・育苗箱での稲の育苗

こちらは東北南部ですが、海抜25メートルの盆地。根雪にはほとんどなりません。

ただ、揚水に中干し期間があり、8月末で水が止まってしまうため田植えを5月下旬から6月初旬までに終わらせなければならなかったので田植えの時期は同じですね。

原発事故の影響もあって2013年からお米作りを休んでいるので忘れていることも多くお役に立てるかわかりませんが、私の経験をお伝えしようと思いました。

 

うちでは2007年までは田んぼを整地して育苗箱を置き、苗を育てていましたが赤目自然農塾で学びなおしたことをきっかけに畑苗代での育苗に切り替えました。

箱苗については『自然農への道』に詳しく書きました。(自分ではもうほとんど忘れていました)

*面積は約10a 育苗箱は40枚 土は山土をふるってギューッと半分くらい詰めひと箱につき40gの種もみを蒔き山土で覆土 (もう少し少なくてもよかった) たっぷり水をかける。

*畑苗代のように箱苗を置く場所を準備し、油粕をうっすら撒いて鍬で軽く混ぜ、整地(箱との間に隙間ができないよう)

*刈草を乾燥防止にかけラブシート(という保温資材)をべた掛けし、ポリでトンネル・・・発芽したらべた掛けをはずし霜が降りなくなったらトンネルを外し、必要なら防鳥ネットか防鳥ひもを張りました。

育ちが良くなければうっすら米ぬかを振ります。(足りなければ補う、補う程度に「補う」、ということで耕さないで栽培できるなら 足りないという自分の目を信じたいと思っています)

養分だけでなく以下のことはどうされていますか?

 

  1. 温度がないと育たない。保温はどうされていますか?
  2. 早生の品種を二本植え、など、品種の選定はどうされていますか?

生育期間の短い地域は「草の中に一本植えた苗が何十本にも分けつした姿」を求めないほうが良いと思います。コシヒカリは6月初旬に植えたのではこちらでは冷夏の年は育ち切らないのでマナムスメ(わせ)の二本植えと両方にしていました。早生は苗の育ちも早いです。

二本植えは苗とりが大変で本数も倍必要なので畑苗代での育苗は草取り、苗とりが大変でした。箱苗なら楽だろうと思いましたが、畑苗代の苗があまりに元気で田植えをしていても安心で植えた後の一回目の草刈りが楽だったので箱苗はやめましたが、いつかお米作りを再開できたら、これからますます体力も落ちてくるのでお米を育てられるなら箱苗もいいかな?と思います。

(2020/3/31 宮城県 きたむら自然農園&丸森かたくり農園 北村みどりさん投稿)

 

 →この投稿は「苗箱による稲の育苗について」へ"経験談3"として、掲載しました。(2020/4/17)

・自然のさくらんぼは6年目位からたくさん実る

田んぼだった農地を2002年4月から自然の野菜畠に耕し2010年位から自然果樹畠にしています。

自然のさくらんぼの苗木(ホームセンターや通販で接ぎ木60センチメートル位1年目のものを購入一本780円から1500円位)を植えて最初の4年か5年は花も咲かず実も実らなかったのですが、6年目位から花がたくさん咲き、実が鈴なりに実りだし、去年はひとつのさくらんぼの樹で1000個位実を収穫し、いま(2020年3月10日)では高さ2.5メートル位幅2メートル位小枝数50本位花は1500位咲いていて、実は3000個位実る予定です。病中害はコバエがさくらんぼの実に卵を産み付けるのでウジが実に湧くことがありますが、コバエを網で捕殺したり、さくらんぼの実を収穫してしっかり洗ったり、冷凍したりして対処しています。

実は甘くうま味があり美味です。

苗木を植えてから、苗木の地面のまわりに生えてくる雑草の草刈り以外は何もせず自然に育てています。

これからも頑張って自然に果樹を育ててゆきます。

(2020/3/15 奈良県 アシタカさん投稿)

 

 →この投稿は「自然のさくらんぼは6年目位からたくさん実る」へ掲載しました。(2020/4/13)

・果樹の種の播く時期

果樹の種、特にタンカン、ハッサクの播く時期が分かりません。 

 

奈良県のアシタカ様

経験談の投稿を有り難うございます。          (2020/3/29 Sさん投稿)

 

 →この投稿は「種からの果樹栽培について」へ"相談2"として、掲載しました。(2020/4/1)

・種から果樹はできると思います。

種から果樹はできますかの投稿があり、わたくしの自然果樹栽培の経験から、購入して食べたアボカドの種を庭に植えて自然発芽して5年位になりますが今は高さ5メートル位に育ちまだ花は咲かせた事は無いですが今年は花を咲かせそうです。

また、みかんやポンカンやオレンジやリンゴ等も種から小さな鉢植えに市販の赤玉土を入れ植え、雨などの水を与え発芽させ、2年ほど成長させてから畠に植え換え、いまではリンゴは1メートル位に成長しています。みかんは20センチメートル位に成長しています。

ただ、種は交配前の遺伝子を持っているので、食べた果実と同じ実が実るとは限りません。

例えば、実が小さくて甘い果樹と、実が大きくて酸っぱい果樹を交配して、実が大きくて甘い果実が実り、その種を植えて育てた場合に実が小さくて酸っぱい果実ができることも確率としてはあります。

しかし、実が小さくて甘いものができることもあります。

さらに、実が小さくて酸っぱい実も果汁を搾ってサトウキビの果汁と合わせて飲めば美味しいジュースになります。

ですので、種から自然に果樹を育てるのは良い結果となります。

写真は、種から育てたアボカドの木です。

屋根が見えるのは二階です。

二階のベランダから撮影しました。

自然栽培法で育てているので、無肥料無農薬です。

肥料を使うと土のバランスが崩れ、長期的に見ると植物の生育力に悪影響をもたらす結果となります。

また、肥料は果実の味や香りを悪くします。

農薬も土の活力を弱らせ、人体や環境に有害です。

つまり、植物作物を作る時に肥料や農薬は有害なので使ってはならないのです。

(2020/3/15 奈良県 アシタカさん投稿

 

 →この投稿は「種からの果樹栽培について」へ"経験談1"として、掲載しました。(2020/3/27)

・畑にちがやが広がってきているのですが・・・

自然農三年目の畑です。

ススキが生い茂る原野を3年前にユンボで更地にして一度トラクターを入れてからは全面不耕起でやってます。

斜面で日当たりも水はけも良い土地で刈草のマルチが十分でない所は土が裸になっているので大雨が降っても2、3日で砂漠のようにガチガチに。固まります。

生えている雑草の種類は30種類くらいありますが一番多いのはセンダン草とメヒシバで去年から「ちがや」が生えてきました。

地下茎で広がる多年草の雑草でも気にしないで上部を刈って敷くを繰り返せば良いのでしょうか?

(2020/3/12 沖縄県 玉城さん投稿)

 

 →この投稿は「チガヤ等の宿根草への対応」へ掲載しました。(2020/3/19)

・苗箱による稲の育苗 

 3月下旬から、苗箱で肥料分なしで育てた稲の苗は、4センチくらいまでは順調に大きくなりましたが、やがて頭打ちになり、小さいまま植えざるをえず(5月末)、その後地面の上でも概ね勢いを回復することができませんでした。

 実りも前年と変わらず少なく、苗の時の育ちが一生を左右するのだと(教科書に書いてあることを今更ながらに)確認することになりました。

 苗箱で育苗する限り肥料で支えてあげることは、避けて通れないようです。

 今年は有機対応の肥料入り培養土で、セルトレイ(200穴位)を使って試そうと思っています。

(2020/3/11 長野県 TOMさん投稿)

 

 →この投稿は「苗箱による稲の育苗について」へ"経験談2"として、掲載しました。(2020/3/19)

・種からの果樹栽培について

果樹を種から栽培できますか?

(2020/3/1 Sさん投稿) 

 

 →この投稿は「種からの果樹栽培について」へ掲載しました。(2020/3/4)

・市民農園での自然農について

市民農園を借りています。

自然農を実践しています。

周りからのビニール資材、農薬、肥料から害を出来るだけ防ぐ方法は有りますか?

まだ汚染が少ない土を盛り、高畝にすると防げますか?

(2020/1/25 Sさん投稿)

 

 →この投稿は「市民農園での自然農について」へ掲載しました。(2020/1/26)

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