第22回 妙なる畑の会 全国実践者の集い -事例集-
17.種や種取りにまつわる問題
【事例17-1】人参の種とりをして5~6年繋いでいますが、だんだん人参の色が白っぽくなってきました。できれば、赤い綺麗な色の人参を作り続けたいと思いますが、色が薄くなってくる原因が分かりません。(三重県 Sさん、5~6年目)
【事例17-2】大根の種とりをして5~6年繋いでいますが、花は咲くが種がほとんど実らないことが2年連続で起こりました。虫に食べられている様子も見当たらず、原因が分かりません。受粉のところで問題が起こっているのかとも思いますが、その時期に蜂はたくさん来ています。ほんの少しだけ実る種を集めて、なんとか繋いでいます。他に気付くことは、葉っぱは大きくなり地面に低く広がる感じになり、大根自体は小さめになり、先が細くなってきて野生的な姿になってきました。(三重県 Sさん、5~6年目)
【事例17-3】種の入手方法(※野口種苗・浜名農園・たねの森で取扱いのない固定種の無消毒種子)。自分の圃場と気候や土質が似ていて適応性の高そうな所で相談を受けてくれる先様が探しきれない。(ネット検索もリアル対面も、被曝発症する負担の方が大きい)(三重県 Hさん)
【事例17-4】おかぼで稲を育てています。多種類育てていたため、どれがどれだか分からなくなり、しかたないので全部ごちゃまぜにして種をつないでいます。自然農でおかぼ向きの品種をご存知の方や、少量でも種を分けて頂ける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします!(静岡県 Hさん、約3年目)
【事例17-5】種とり用に大根を数種類、数本ずつ残しておいたところ、昨秋、こぼれ種がさくさん発芽して人が種を降ろしたところよりもずっと良い生育です。なので、今年もところどころに大根を残しておいて種をおろさずに大根に種をおろしてもらおうと思っています。大根だけでなく、作物自身に種おろしをしてもらっている実践例などあればお聞きしたいです。(静岡県 Hさん、約3年目)