第22回 妙なる畑の会 全国実践者の集い -事例集-
19.その他
【事例19-1】数年前のガケくずれで、果樹が埋まってしまった。(福岡県 Iさん)
【事例19-2】2012年作の米から放射能Cs-137:16Bq/Kgが検出された。自然減を待っている。蜜柑、金柑など(柑橘類2012年収穫物)から放射能Cs-137: 検出された。2014年作物は13 Bq/Kgと減少している。(茨城県 Iさん)
【事例19-3】田んぼだった区画を畑作に転換利用しています。石垣の一部が、石が抜けて崩れかかっていますが、修復が手に負えません。(田んぼは本来の水稲栽培は、当初から完全に諦めています)(三重県 Hさん)
【事例19-4】2010年7月から70平方メートル程の広さの畑を借りて鏡山さんの「自然農・栽培の手引き」を手本に始めました。まったくの栽培経験なしで、スーパーで販売されている野菜しか知らなかったので、まずは自分が「健康に自然の中で力強く育つ野菜」がどんなものであるのか、未熟な畑の中でどう育って、こたえを出してくれてるのか。その場で感じとれるようになりたいと思っています。まだまだ自分の中で整理がついていかないですが、まずは畑から感じ取れるよう感覚をみがいて、と思っています。経験してきた方々の具体的なアドバイスを楽しみにしています。(長崎県 Yさん)
【事例19-5】定年退職後自然農によって自給自足の生活をはじめ充実した毎日です。自給率は約90%を超え、余剰物は友人・知人・近所の人に提供しております。川口さんをはじめ皆様には深く感謝しております。(茨城県 Iさん)
【事例19-6】1週間に1度田畑へ通うペースですが、1日はとても早くなかなか予定の作業を全部はできません。暗くなるのでここまでとけりをつけている状態です。田畑に行った翌日は疲れてほぼ1日中ぐだぐだしています。田畑に行っている時は楽しいですが・・・。なかなか体力のことを思うと、普通の人の様に元気になれないなあと思っています。(大阪府 Kさん、約2年目)
【事例19-7】・1年目は、思いがけず田植えの時期に田んぼをお借りすることになり、分けていただいた苗を田に植えることができ、秋には初めてのお米を刈りとり、はざかけして、脱穀、もみすりをして、次の年のたねをとりおき、いのちのめぐりの中に生かされていること、感じ入り、ありがたいことこの上ない幸せを知人、家族と分かつことができました。
・水はけと日あたりを考えて、合った作物を育てることの大切さを昨年実感できました。始めた年は、台所で料理をする時に、種の保存できるものはとっておいたものを種おろししました。もぐら穴にも気づかずに・・・かぼちゃは、つたをがんばってのばして、細いながらも花を咲かせてくれました。実は結ばなかったのですが、しばらくそのままに置いたままに、朽ちてから、次の苗を植えるときにやっと深いところの空洞に気付きました。デコボコしていた畝をたてなおして、もぐら穴をふさいで準備を。草のふんわりとした美しい畑に、たねを、苗を、おろして、感覚をとぎすまして楽しく、その時その時に応じて、大地にしっかりと根をおろしたいと思います。
・湿度の高いところに、いも類、らっかせい、ゴボウを植えたのですが、掘るのにもずいぶんと土を動かさなくてはならず、育つ過程を想像して植えることの大切さ、しみじみ感じました。今年はそのことをしっかりと頭に入れて、季節のめぐりに応じる、察する、田畑の広さ、日あたり、水はけ、まわりの環境など考えて、春夏秋冬をすこやかな野菜、米をいただいて、豊かにすがしく過ごしたいと思います。
・田畑の年間計画がとても重要なことだと思いました。落ちついて、自然に沿って、生きていける人でありたいと思います。いろんな生活の知恵、技術も少しずつ身につけていきたいです。(福岡県 Rさん)
【事例19-8】1年目2年目と瀬成の田んぼをお借りしてやらせていただいてます。2回共場所が違い、水の入り方やもともとの栄養状態も違うので、よく理解しないままに終わってしまっています。先輩方に教えてもらいながら、もっと勉強しながら、色々な場面での対処を身につけたいと思っています。(富山県 Mさん、約2年目)
【事例19-9】高冷地かつ酸性土での栽培。栽培の適期が限られるものが多いのでハウスでの育苗も行いながら遅れないように注意している。養分が流れ出やすい土地柄を考慮して、鶏糞をおぎない、酸性の中和が必要なものには木灰を使用している。(大分県 Yさん、約10年目)
【事例19-10】自然栽培を始めて3年目くらいから、適応した野菜から徐々に出来るようになりました。特段の苦労なし。ただし、あせらず、のんびり待つ必要はあります。また、夏の強烈な草を放っておくので他人の目や苦情に対応する必要はあります。境界の畦草は、綺麗にしておくこと(マナーですね)。
半日陰の活用:半日陰を好む蕗、ショウガ、ニンニク等はよくできるようです。夏場の日照対策。(奈良県 Mさん、約6年目)
【事例19-11】特に問題と思ったことはありませんが、田畑を通じて一番の難関は概念と常識、思い込みとの付き合い方かと思われます。ここに向かうにあたって、田畑の植物と環境をとらわれずそのままを観ることが大事と思われます。畑の場合は、これだけを念頭に置けば自ずと結果に結ばれると思います。(徳島県 Tさん、約9年目)
【事例19-12】直播をへて現在は少人数のグループで耕起、しろかき、手植え、無農薬。除草はジャンボタニシにほぼ一任。反あたり7俵程の収穫。広さは全部で2反程。(愛媛県 Sさん、約10年目)
【事例19-13】根菜類は放任栽培。トマト、ナス、タマネギなどは苗を購入。すべて不耕起、無農薬だが、栽培方法は種類によって異なる。面積は全部で100坪程。後、ジャガイモはグループで栽培。連作可。(愛媛県 Sさん、約18年目)
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