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◆田んぼにおける問題と解決(カテゴリー別)
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◆田んぼにおける問題と解決(更新順)
2022年
7月
30日
土
・田んぼの水管理・赤枯れと間断灌水
10年ほど放棄された田んぼを開墾して2年目の自然農田んぼです。
有機物の多い田んぼでは水を常に溜めているとそれらが分解され、地中にガスが溜まったり、悪臭がしたり、水が濁ったり、油が浮いてきたりします。
その状態が続くと根が酸素を吸えなくなり下葉が枯れてきます。
2022年
5月
30日
月
・苗代作りの鎮圧時、鍬に湿った土が付かない方法
苗代作りでは、種籾を降ろす前後に、土の湿り気を保ったり、発芽を揃える為、表土を鎮圧して平らに整えますが、雨が降った後などで、土が湿っている場合、鍬に土が付いてしまいます。しかし、平鍬に乾いた古タオルを下から当ててくるみ、上で縛り、鎮圧を行いますと、湿った土が鍬に付かないことがわかりました。
2022年
3月
03日
木
・自然農で7~10年目頃におこってきた稲の病気と倒伏について
今の田んぼをはじめて7~10年目頃から、稲の倒伏と病気が目立つようになってきました。
その原因について考えられることと、その後の克服しつつある経過の報告です。
2021年
8月
21日
土
・稲の苗作りにセルトレイを用いる
秦野の田んぼを鹿猪に追い出されて 2016年からは寺家ふるさと村の谷戸田で 稲の米作りをやっているが、そこの土が重い粘土質で 苗作りでひどく苦労しており、ことしは 思い切ってセルトレイ128穴を用いてみて すこぶるうまく行きました。
2021年
7月
29日
木
・自然農に切り替えて43年目に思うこと
自然農に切り替えて43年目に入りました。専業農家の長男に生まれた僕は、現行の化学農業、機械化農業である、非自然、反自然の農業を23年間行っていました。そのあり方の誤りに気付いて不耕起、無肥料、無農薬、手作業の、自然に即した栽培方法に変え、その上で夫々の作物のいのちと性質に応じ、田畑の変化、気候、季節の変化に従ってゆく農のあり方に、すっかり切り替えて今日に至っています。このことは地球上どこにおいても、いつの時代にも通じる普遍のことであり、大切な基本となることです。
2021年
7月
08日
木
・田んぼの苗床づくりの試み
お米作りの苗床について今回、新たな試みが案外よい結果でしたので報告します。
愛知県の温暖地で、17年目の田んぼです。重粘土質で、日当たりは良いです。
田んぼの苗床つくりで表面をクワではぎとるのは慣れないとなかなかうまくできないので、表面をはぎとらないで簡単にできる方法はないかと考えていました。
2021年
6月
10日
木
・稲の3株に1穂くらいが茎が折れ白く枯れる
問題:自然農1年目の田んぼで3年ほど放棄されていた田んぼを開墾してお米づくりを始めました。
その前は数年間、牛の飼料を作られていたそうです。(牛の飼料の前は慣行農法でお米を)
田んぼは南向きの棚田で、水は沢から引いてきています。まわりは不耕作放棄地で慣行栽培の田んぼはありません。
2021年
1月
21日
木
・猪、鹿対策 ワイヤーメッシュ獣害防止柵の設置方法
赤目自然農塾におけるワイヤーメッシュ、異形鉄筋、波板トタン、獣用ネットを用いた猪・鹿対策用柵の作り方を紹介します。
最初に赤目自然農塾で、長く設置してきた木杭と波板トタンを用いた柵造り(以下波板トタン柵)とワイヤーメッシュと異形鉄筋を用いた柵造り(以下ワイヤーメッシュ柵)について考察してみます。
2020年
5月
06日
水
・田植え後の除草(水草)について
相談:今年から奈良県桜井市の集落の一角の田んぼ(昨年まで休耕田)をお借りしてはじめて田植えをしました。今のところ水もよく入り、稲の育ちも順調です。水がよく入っているせいか雑草も少なく、草刈は順調に進んでいます。
ただ、田んぼの水の表面に小さな緑の浮草のようなものがびっしり張っているのが少し気になります。水の入り口の上手にある田んぼは全て慣行農なので、肥料の混ざった水が入り込むのはある程度避けられないのかなとは考えていましたが、そのせいで水が富栄養価して浮草が繁茂しているのかもと考えています。
2020年
4月
20日
月
・日本海側、多雪地、寒冷地における自然農の稲作り
富山県富山市 石黒 完二 自然農で30年(自給型)
当地は岐阜県境に近い山間地、渓流沿いの田畑、積雪は2~2.5m。
遅霜は5月半ば。田畑が出てくるのは4月10日以降。ソメイヨシノ(植樹)開花4月20日すぎ。
日本海側、多雪地、寒冷地の自然農は、気候による制約(温度、栽培可能期間、自然界のいのちのめぐり方)が多くあるように思います。平野部から山間地まで3ヶ所の学びの場での実践や全国各地の見学をとおして、感じています。
自然農の理念を尊重しつつ、いろいろと実験(試行錯誤)しています。
2020年
4月
20日
月
・オケラによる苗床の被害(オケラ対策)
問題:毎年、オケラの被害に遭い、お米の苗を確実に育てることができません。オケラに種籾を食べられてしまう他、土を浮かされて乾燥してしまう、お米の根を切られてしまう等の被害があります。
(静岡県 Tさん、奈良県 Oさん他多数)
2020年
4月
17日
金
・豪雪地帯での自然農の米作り ~箱育苗~
私は、山形県の豪雪地帯で、平成9年から自然農をやっています。
この冬は、地元の人も生まれて初めてという、雪の少なさでした。(最高で40センチくらい)通常は2メートルくらいで、雪解けは、ゴールデンウイーク頃ですので、長野県のTOMさんのところと気候は似ていると思われます。
2020年
4月
17日
金
・苗箱による稲の育苗について
相談:自然農4年目を終えた標高550mにある田です。11月から雪となり3~4mの積雪、土が出てくるのは早くて4月中旬、通常GWの頃の豪雪地帯です。従って苗は、畑で大きく育ってもらう時間が厳しく、昨年に初めて苗箱での育苗を試しました。
2018年
12月
19日
水
・陸稲の穂揃い(熟仕方)がバラバラ、不揃いである
問題:去年初めて陸稲を栽培し(インディカ米ーネリカ米)上手く出来たのですが、今年は初めてもち米のひたちはたもち(種子保証書によると中生)、とよはたもち(種子保証書によると極早生)、2種類の栽培に挑戦しました。丁寧に育てたつもりだったのですが、出穂時期がバラバラでほぼ収穫時期が来たものとまだまだ青いものと半々だったりでした。同じ品種の中で出穂時期、熟しかたが極端にばらばらでした。
2018年
10月
12日
金
・小麦の収穫について
相談:10年ほど前まで、2か月に一回の学びに参加していました。7年前に退職して、秋田県に戻り、白神山地の麓、八峰町で自然農を実践し、一昨年から小麦も始めましたが、下記の結果に終わりました。
2018年
10月
02日
火
・稲が倒伏する
問題:神丹穂(カンニホ・赤米)がほぼ100%、倒伏しました。
その他、バスマティライス、ハツシモ、アサヒ、ジャポニカ種の香り米も、溝の際に生えている株を中心に、所々倒伏がみられました。
逆に、トヨサト、緑米、タイの香り米は全く倒伏しませんでした。
神丹穂は背が高め、茎が細めで、長いノギがあり、刈った株を手に持つと穂がずっしりとしているので、倒伏しやすい姿だなと感じました。
バスマティライスは茎が細くて、穂が充実、ハツシモ、アサヒは背が高め、ジャポニカ種の香り米はとても背が高くなるので、それぞれ倒伏しやすい姿だと感じました。
2018年
8月
06日
月
・田植えに時間がかかる
問題:田植えに時間がかかるので、その作業時間短縮が課題です。1枚の田んぼの田植えを考えても、最初に植えたところと最後に植えたところでは1~2週間くらいの時間差があり、最初に植えたところの草刈りが田植え中に必要になってしまうこともあります。
2018年
1月
11日
木
・水田における自然農による麦、小麦栽培について
表作(夏作)の水稲収穫後、裏作(冬作)に麦、小麦を育てることは、日本の気候風土における、農のあり方、主食となる食糧確保に欠かせぬ重要なことです。
暑い夏の主食にやや陰性で身心を養う麦、小麦をとり入れ、寒い冬の主食には温めて大いに身心を補い養い元気をもたらしてくれる米を中心とすることが、いつの時代にも変わらぬ基本となるものです。
2017年
11月
01日
水
・2017年(平成29年) 自然農39年目の稲づくり
今年も水田では稲が出穂、開花、交配の営みを盛んにしています。この自然農39年目での事ごと=(水稲)=をお話しいたします。
2017年
6月
20日
火
・水稲の除草について
僕は約二ヶ月間、苗床で苗を育ててから定植する方法をとっています。
苗床づくり(種降ろし)は四月二十日頃で、田植えは六月二十日頃から。(奈良大和盆地における)
苗床で二度幼苗の足元の草を抜く。
2017年
5月
20日
土
・オケラ ~試みと失敗と気付き~
毎年、オケラに種籾を食べられています。その都度、色々と試し、失敗を重ねてきました。
「その中で培った対策」という投稿ではなく、時系列にまとめながら、失敗したこと、その過程で気付いたことを書きたいと思い、投稿しました。
2017年
5月
10日
水
・ジャンボタニシによる稲の被害と、プラス面
【マイナス面】
ジャンボタニシは常に田んぼの溝を行き来しているので、溝際の草が無くなり、畝の肩が崩れる。そうすると、溝際の稲の根が露出してきて、それをジャンボタニシが食べるので、稲の生命活動が衰える。昨年2016年は、田んぼにジャンボタニシが出始めて3年目だったが、その被害が顕著になった。耕していないので、田んぼの一面にジャンボタニシが這いずり回ることは無く、被害は溝際だけ。
2017年
1月
25日
水
・菖蒲やイグサが宿根を張っている田んぼを借りた
問題:新たに借りた休耕していた谷戸田ですが(横浜市青葉区寺家町のふるさと村内)、菖蒲やイグサが、しっかり宿根を張っていて、そこに苗植えていいものか、悩みます。こういう場合にうまく対処した人の体験談を聞きたいです。
(2016/1/4 神奈川県 Nさん投稿)
2016年
10月
18日
火
・ジャンボタニシとの付き合い方
3年前より川口由一さんの田んぼでも姿が見え始め、年々数を増しているジャンボタニシ。
その繁殖力や旺盛な食欲には目を見張るものがあり、はびこっている地域で慣行農法でのお米作りをされている農家の皆さんからは目の敵にされているような生き物です。
でも、全ての命を敵としない自然農ではジャンボタニシも例外ではなくて、上手に付き合えさえすれば、夏の草刈りをずいぶんと助けてもらえるありがたい存在です。
2016年
4月
04日
月
・2015年(平成27年)自然農37年目の稲づくり
水持ちのよい平坦地、沼地で水を入れ続けると、夏の高温、水田内の水温の高温から、水中に生きる微生物の営み盛んとなって、亡骸の分解が急速に進み、養分過多となって、稲の根(太い直根、細い毛根共に)を損ねることになり、生育障害を招き、分けつが成されなくなります。
ゆえに水を畝上まで入れないようにすると、モグラ、野ネズミの害を受けることになった昨年までの経験から、今年の取り組みを紹介致します。
2015年
12月
28日
月
・クモヘリカメムシによる被害
問題:クモヘリカメムシが3年連続で大発生し、お米が2年間(2010~2011年)全滅。3年目(2012年)も、晩生種の緑米以外は、ほとんど実りませんでした。クモヘリカメムシは、出穂から結実までの間、稲穂についてお米の汁を吸います。
田んぼの面積は3.5畝。場所は三重県の山間地で、標高約160メートルの川沿いの土地。私たちが田んぼを切り開く前は15年以上耕作放棄されていたところで、当初はチガヤ・ススキ・セイタカアワダチソウ等が繁茂していました。年間最高気温は33度、最低気温は-4度くらい。田んぼの耕作土は20センチ程度と浅く、土質は砂っぽく石が多く、水は溜まりにくいです。水は沢からホースで引いており、水温は低め、水は綺麗です。周囲には、笹薮、雑木林、杉林等もあります。
2015年
10月
25日
日
・地力不足で苗の生長が悪い~肥沃になってくると発芽障害
問題1:現行農業から切り替えた当初は、地力不足で健康に勢いのある苗に育たなかった。
解決策:
【事前に補う】冬に入る前(脱穀後)、草の種を取り除くため表面を削り取り、米ぬかを均一に振り撒き、稲わらを敷いておくと、春の種降ろしのころには米ぬかが腐植して地力がつく。この場合は、種降ろしの前に、苗床の表面を2~3センチ軽く耕して土と米ぬかの腐植したものとをよく混和してから種を降ろすようにする。
2015年
10月
25日
日
・いもち病で、稲が健康に育たない
問題1:一昨年、米づくりの過程で葉イモチ病が発生。その後、水を控える様に教示をいただき、一旦は進行を止めたかに見えましたが、2週間ほどして再度灌水したところ、葉イモチから穂首イモチ、さらには穂イモチへと病状が悪化の一途をたどった。全滅はまぬがれたものの、収量は激減した。
原因は、引いている水が冷水か若しくは養分過多とのことであるが、いまだに何れであるか、つきとめる迄にはいたっていない。
(奈良県 Oさん)
2015年
8月
28日
金
・田植え時の植え方の問題
問題:田植え後に障るものなく活着して健やかに育ってくれるように、心配りをしなければならないことに気付く。田植えのときの植え方によって、その後の育ちが大きく変わるので、次のようにすると良い。
2015年
8月
28日
金
・田んぼに夏草が繁茂する
問題1【芹(セリ)】:他の方が有機でやっていた田んぼを自然農に切り替えて、5年目の田んぼです。
大きさは4畝で、山間地の田んぼで粘土質なので、モグラ穴さえ気をつければ水持ちはいい方だと思います。水は川から引いていて、それほど冷たくはありません。日当たりもいいです。
この田んぼ、最初はあまりなかったセリが年々増えて、今ではじゅうたんのようにびっしり生えている所もあります。田植えの時に、刈りながら植えて行くので時間がかかって仕方ありません。
2015年
7月
23日
木
・お米の直播きがうまくいかず、育苗して田植え
問題:お米の直播き(じかまき)を少し試みたが、発芽生長に確実性がない。
解決策:米は、苗床で苗を健全に育てて移植(田植え)をする方法が最もよい。
また、麦、小麦との二毛作の場合は、約1ヶ月から2ヶ月間生育期間が重なるゆえに、苗を育てて田植えする方法をとる。
2015年
7月
23日
木
・畑苗代(岡苗代)を、動物や鳥、虫の被害から守る
問題:苗床(苗代)は、水無しの畑苗代(=岡苗代)にすると、健康に強く育ち、田植え後も他の草に対して逞しくて初期の生育が良く、後々の作業にも好都合となる。
ただし、オケラ、野ネズミ、モグラ、鳥等の害を受けることがあるので対策が必要。
2015年
6月
19日
金
・苗床に草が多く生える
問題:自然農に切り替えて最初の3年間は、田んぼに種籾を直播きして稲が草に負けるという大失敗をしました。そこで4年目は、苗床で苗を育てて移植の方法をとることにしましたが、苗床に草が多く生えて困りました。
2015年
6月
09日
火
・田んぼの湿りが多く、裏作の麦の育ちが悪い
問題:水田の裏作(冬作)に、稲とは正反対の性質である、湿地を嫌う麦、小麦も栽培したく、4メートル毎に溝を掘り排水を計るが、湿りの多い部分は育ちが悪い。
解決策1:そこで、長方形の水田で縦の畝に横の溝を掘ってさらに排水を計る。湿地に対してライ麦は最も強く、次に小麦で、裸麦(ハダカムギ:大麦の一種)は最も弱い。
(2015/4/5 奈良県 川口由一さん投稿)